「03 ふと思ったこと」カテゴリーアーカイブ
エイジシュートの神さま
ホームコースの練習グリーンの傍に小さな記念植樹がある。そこに、思わず二度見してしまうほどの記録が書いてある。「88才で87というエイジシュートを達成した」記念かと思いきや、そのエイジシュートを「400回達成した」人がいる、ということ。しかも、「現在476回」と記録更新中(この写真は2020年12月のもので469回)。平成29年に400回達成して、現在令和4年。当時88才だったこの方はとうに90才を越えてらっしゃることになる。ラウンドの日の朝、この木の前ではいつも軽く会釈をするようにしている。
先日、いつものようにガックリしながらラウンドを終え、カートに揺られて戻る時、「あら、Yさんがいらしてる」とキャディさん。Yさんて、あの記念植樹のYさんですか?と聞くと、そうだという。そのキャディさんは、Yさんのエイジシュートに立ち合ったことがあるらしく、Yさんにご挨拶されていた。ボクはまったく面識はないのだけれど、クラブのレジェンドにお会いしたく、近くまで着いて行った。「今日はラウンドされたんですか?」「いや、ゴルフできるかどうか、練習に来てみたの」と、実に穏やかな声、にこやかなお顔。一緒に記念写真を撮りたい!握手してほしい!という気持ちを抑え、ただただじっとそのお姿を拝見しておりました。いい笑顔のおじいちゃんだったなぁ。いつの日か、ああゆうゴルファーになりたいなぁ、と思ったのでした。
*エイジシュート:ゴルフで自分の年齢より少ないスコアで18ホールを回ること
65歳の計
今日から前期高齢者だという。
何歳まで生きるのかわからないのに、前期も後期も関係ない。
65歳。高齢者と呼びたいヤツは呼べばいい。
FCバッカーノのフットサルで、最年長ゴール記録を更新し続ける。
キングカズ、小野伸二、遠藤保仁、中村俊輔が引退するまでフットサルをやる。
ゴルフでエイジシュートを目指す。
72歳でPAR72で回れるとはとても思えないけど、80歳で80で、85歳で85で回る。
(それはそれで大変だぞ)
何れにせよ1年でも長く、自分の足で歩いて自分の体でクラブを振って、
ゴルフをプレーし続ける。
それを目標にするためには、
この腕時計のように、分解掃除をし、オイルを差し、大切に扱うこと。
65年動いてくれている心臓、65年動いてくれている手足。
これを大事にすることだよな、と決意する65歳。
65歳の計は、誕生日にあり。
55分経過 (55才)
56年見てきた右手 (56才)
1957年10月3日 (57才)
勝手に新記録 (58才)
ただいま59%(59才)
まだ60才(60才)
やさしい(怖い)上級者
久々に緊張したラウンド。競技会でもないのに、予約せずプレーできるメンバータイムでの気楽な練習ラウンド、のはずなのに。極度の緊張を強いられる。以前一度ご一緒したことのあるシングルプレーヤーTさんと同組。やさしい人なんだけど、見た目が怖い。(風貌の特徴を書くと、知ってる人にはすぐわかってしまうので、あえて書かない)
前回のラウンドではグリーンにスパイクマークを引きずっていたことに気づかず、注意された。グリーンフォークは右と左のポケットに1本ずつ持って、ボールマークは当然直す。ましてや自分が歩いてグリーンを傷つけたら当然直す。第一、その場で気付くはず。なのに注意されたということは、それすらも気づかないほど緊張してラウンドしていたのだと思う。
http://nakamuratadashi.com/2020/05/31/ゴルファーでありたい/
そのTさんとのラウンド。しかも、同じAクラス(HDCP 0〜12)のIさんも同組。この二人は「ラウンドが早い」ことでクラブでも有名な二人。上手いから打数が少ないからだけでなく、とにかく全てが早い。さらに心細いことに、今日はセルフプレー。キャディーさんがいない。もう誰も助けてくれない。とにかく、遅れないように、迷惑かけないように、とスタートする。(参考までに:午前中のラウンドは、ハーフ1時間45分でした。早すぎでしょ!)
ボク以外の三人はフルバックの黒ティーから。ボクはその前の青ティーからだから、常に4番目に打てばいいので、そこは気が楽。とにかく上級者たちについていくので必死。キャディさんがいないから、グリーンに近づくとパターを含め、もう小さいバッグ担いだ方がいいくらいのクラブ本数を持っていく。そしてグリーン上。使わないクラブ数本は、普通、次のグリーンへ向かう出口あたりに置くようにしていた。
あるホールが終わって、Tさんより。「クラブはライン延長上にも置かないようにした方がいいですよ」(優しい言い方でした)と。シマッタ!気づかなかった!そこまで見えてなかった!しかも、言われてみれば、グリーンエッジに近すぎたかもしれない。ラインを読むとき、向こうにクラブがごちゃごちゃ置いてあったら、そりゃ迷惑だ。グリーン上から見えない下り斜面とか、もっと離して置けばよかった!
ゴルフのマナーは、本だけでは学べないことがたくさんある。こうしてプレーしながら教えてくれるメンバーさんのいるクラブで良かったと思った。
追伸:ボクはTさんのプレーで尊敬しているのは、その悠然とした歩き方。ま、打数が少ないからできることかもしれないけれど、何も急がず、何にも怯えず、ただ悠然と歩く姿は、遠くから見ても「あ、Tさんだ」とわかる。Tさんが小走りでいる姿なんて、全く想像できない。ああゆう歩き方のできるゴルファーになりたいなぁ。
追伸2:上級者は自分のパットが終わると次のホールに行く(人が多い)。だから最後のショートパットはいつもボクひとり。約3mのナイス・Wボギーパットも誰も見ていない。ボクが上級者になったらそんな時、離れた場所からでも「ナイス・パット!」と声をかけてあげたい。
綾子さんの個人レッスン
画面に映っている選手の話ではありません。画面に映っている「質問」の話です。
ラジオの深夜放送に送ったリクエストハガキが読まれた時のような感動
(ラジオに送ったことはないのですが)
全英女子オープン3日目の生放送にツイッターで質問を送ってみたら、取り上げられました。解説の岡本綾子プロに質問をどうぞ、というので、大ファンである岡本さんに恐る恐る送ってみました。すると実況のアナウンサーが「あ、これ、いいですね」と読んでくれた。(岡本さんも「ああ」と言ってれている声も聞こえた!)
『岡本綾子プロから見て「この人のスイングはアマチュアも参考にしたほうがいいわね」という選手はいますか?』
すると岡本さんが応えてくれました。感激!
デンマークのペデルセン選手のパッティングのアドレスがいい、と解説してくれました。まるでボクひとりに向けて岡本プロからアドバイスを頂けたような気持ちで聞きました。おお、インタラクティブ。
【岡本綾子さんからボクへのアドバイス】
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(デンマークのPEDERSENという選手の、
パッティングのアドレス、ショットのアドレスを見て)
彼女のアドレスの形は非常にいいですね。
グリップ、グリップの形、肩のライン、腕のライン、
スタンスの両膝のあたりとか、バランスが非常にいい。
たとえばその構えを後ろから、前から、横から、ポンと押しても、
ちょっと体が揺れるくらいですぐ元に戻りやすい。
「どちらの方向からのプレッシャーに弱くないってことですね?」
はい。だから、アドレスの状態の時に
カカトに重心がきてないっていうことが大事。
私の持論は、
スポーツでカカトに重心を置くスポーツはない、と思ってますから。
「具体的にどれくらい?」
8:2でつま先重心に。
「そんなにですか!6:4くらいかと思ってました」
フラットなところで、7:3か8:2
前から後ろから横から押されてもOK。
8くらい重心をかけても、バックスイングで体が動きやすい。
カカトに重心があると、動きやすい。
上半身が起きやすくなるというデメリットがあります。
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これを聞いて、パット練習に取り入れてみた。
パッティングで、つま先重心を心がけると、確かにストロークが安定する。
一番小さなバックスイングでも体が揺れないことの大事さ。
ショットの時も、つま先重心を心がけねば。
「シューズの中で足の指で地面を掴む」っていうけど、
あれもつま先重心にするための一つの方法かもしれないな。
つま先重心じゃないから、スイングで上半身が起きやすかったのかも。
それで力のないスライスボールが出てしまうのかも。
練習、実践してみよう。
1981年8月3日月曜日
あの頃を知ってる腕時計
1979年の4月から9月。東京Cクラスで出席番号が9番。
1979年9月20日閉講講演。この頃の梶祐輔さんの年齢を今のボクはとっくに超えてしまっている。
(超個人的に)ちょっとジーンとしちゃった話
今日は宣伝会議コピーライター養成講座基礎コース、
土曜日クラスの講義でした。
今から40年ほど前、
大学生だったボクもコピーライターになりたくて通っていた講座。
生徒さんたちに当時のノートを見せながら、
「ボクも通ってました」という話をします。
生徒さんたちの必死な眼差しを見ていると、
ボクもああだったんだなぁと、
他人とは思えない気持ちになります。
「1時間経ったところで休憩を入れてください」
と言われていたので、腕時計を外し、
テーブルに置いて講義をしていました。
そしてふと、休憩時間にその時計に目を落として「アッ」
「そういえばこの腕時計、大学生の時に買ったんだったなぁ」
「ということは、この腕時計をして、
□第38期コピーライター養成講座に通っていたんだ・・・」
「そうか、この腕時計は、
□ボクが養成講座で必死だった頃を知っているんだ」
「そのボクが同じ腕時計をして、
□偉そうに講師の席から話をしている・・・」
そう思うと、なんだかジーンとして来ちゃったのでした。
クォーツ時計が流行る前の自動巻きの腕時計。
秒針が1秒ごとにカチカチ動くんじゃなくて、
チチチチ、チチチと進む自動巻きの腕時計。
この腕時計は、
ボクが必死だった頃のことを知っているんだと思うと、
手離すわけにはいかないなぁ。
やっべっ『新型コロナむくみ』
フットサルを月に2、3回、20年以上やってきて、
60代の同い年に比べれば体力あると思ってたし、
脹脛(ふくらはぎ)の太さにも自信がありました。
でも、つま先が冷えるので、家で靴下(短いやつ)を履いていたのです。
んで、毎日風呂に入る時、靴下の跡が足首についている。
たしかに足がむくんでいることはありましたよ。
だから、湯船に浸かって脹脛マッサージしたり、
歯磨きの時や朝キッチンでトーストにバターを塗る時にも、
つま先上げ下ろしをやってきたのです。
が、今日さっき風呂で見たら、
今まで以上に両足に靴下の跡(短いやつ)が深くクッキリ。
やっべっ。
そういえば、この土日は小池都知事の言う通り家にいたし、
今日も打合せがなくなったので外出せず。
歩く距離が今までに比べて圧倒的に少ない。
だから、血流が悪くなっているんだ、と思いました。
これも新型コロナの影響です。
という話を家人に報告したら、
「そういえばこんなソックス買ったんだけど、メンズサイズだから私履けないのよ」
と『着圧機能付きハイソックス』が出てきた。
履いてみたら、これがなんとも気持ちいい。
考えてみれば、ゴルフの時のハイソックスにもそういう機能が付いていたし、
何よりサッカーソックスにそういう機能があったし。
これいいわ!
新型コロナで運動不足のみなさん。
これ(じゃなくてもいいけど)みたいなハイソックスを履いて歩きましょう。
外出自粛とか言ってるけど、これ履いて近所を散歩するのは大丈夫でしょ。
誰とも喋らず誰とも近づかず、息が苦しいけどマスクして。
コロナに打ち勝つために、こんな方法もある、という気づきでした。
ウチではこれで行きます。
(しょうもないつぶやきですが、2020年3月の記録としてブログに残します。
来年、笑い話になりますように)
地球温暖化? 暖かそうで、いいじゃない。
「温暖な気候の国に住みたいですか?」と聞かれたら、
そりゃ極寒の北極圏や酷暑・猛暑の砂漠じゃないほうがいいに決まっているので
「はい」と答えます。じゃあ
「地球温暖化って心配ですか?」と聞かれたら、どうでしょう。
『温暖』という言葉は『暖かくて心地よい』という意味だと思うんですね。
だから、国際会議で大人たちが「地球温暖化をなんとかせにゃいかん」と
心配そうな顔をして話し合っている様子を見たり、
地球温暖化に関心のない世間の人々を
「問題意識が足らん」みたいな顔をされても、
ちょっと待てよ、と言いたい。
『温暖化』って言葉が違うんじゃないか?
危機感を想起する言葉でもなく、
むしろ『温暖」で何が悪いの?って思いませんか。
この大問題を世界中の人が自分ごととして心配して考え、行動しなきゃいけない、
その旗印(キャンペーンスローガン)が『地球温暖化』という言葉でいいのか?
ボクは『地球熱帯化』とか『地球高温化』のほうが正しいのではないかと思う。
いや、正しいとか正しくないとかではなく、
どっちが『効果的』か、どっちが問題解決のために効率がいいか、
コピーライターとしては考えてしまいます。
すると、コピーライターの大先輩、鈴木康之さんも
すでに同じことを考えてらして、
当時の福田首相やテレビ局宛に進言していたことを知りました。
康之さんは『地球加熱化』と呼びましょう、と。
いいじゃないですか!
世界中の人が『地球温暖化』について話し合うのではなく、
『地球加熱化』をなんとかしようと話し合う。
みんなが言い始めれば変わっていくんじゃないかと思い、
鈴木康之さんのブログをご紹介します。
http://www.alter-magazine.jp/index.php?
あなたがたはいつまで「地球温暖化」と言い続けるのですか?
CMの記憶 ②(ブレードランナー)
いい気持ちで(酔って)帰ってきて、もう一杯飲んでいると、ふと懐かしい曲が聴きたくなる。今日は『ブレードランナー』のサントラ。それを聴きながら、とあるCMを思い出した。たしか、この曲を使ったクルマのCMがあったはず。だって、その思い出があったから、そのクルマを買ったんだから。それを簡単にGoogleで調べられる時代に感謝。MAZDA RX-7.このCMを見た頃はまだ免許取り立てで、自分でクルマを買うなんてとてもできなかった。しかも、ブレードランナーという(今では大大大好きな)映画のことさえ知らなかった。でも、このCMがカッコよかった記憶だけはあった。これをYouTube で見つけて感動。だって、30才を過ぎて、ボクが初めて買ったクルマがこの、白いRX-7だったんです。この曲、忘れられなかった。そういう、マーケティングとかターゲティングとか関係ないところで、心打たれる消費者もいるんだよなぁ。CMって、気づかないところで、どこか心の深いところに刺さったていたりするんだよなぁ。そして、このスポーツカーに与謝野晶子を持ってくるコピーライター(とOKしたクライアント)もスゴイ。