ROAD TO BRASIL ⑥移動の友

 

BOSE

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①成田→アブダビ・・・・・12時間15分
●アブダビ待ち・・・・・4時間
②アブダビ→サンパウロ・・・・・15時間05分
●サンパウロ待ち・・・・・5時間15分
③サンパウロ→ナタル・・・・・3時間05分(この日は39時間40分)
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④ナタル→サンパウロ・・・・・3時間30分
●サンパウロ待ち・・・・・2時間30分
⑤サンパウロ→クイアバ・・・・・2時間20分(この日は8時間20分)
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⑥クイアバ→サンパウロ・・・・2時間20分
●サンパウロ乗り継ぎ・・・・30分(大丈夫か?)
⑦サンパウロ→リオデジャネイロ・・・・1時間(この日は3時間50分)
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⑧リオ→レシフェ・・・・2時間45分
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⑨レシフェ→サンパウロ・・・・3時間20分
●サンパウロ待ち・・・・・6時間35分
⑩サンパウロ→アブダビ・・・・15時間05分
●アブダビ待ち・・・・・2時間
⑪アブダビ→成田・・・・・12時間15分(この日は39時間15分)
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飛んでる時間の総合計・・・・約73時間
空港での待ち時間総合計・・・・・約21時間
これにバス移動が加わる…。

移動時間を威張りたいわけではありません。ただ、どんだけ移動するのか確かめたくて計算してみたら、恐ろしい数字になってしまいました。空関係だけで約94時間。約4日分の時間です。で、何を言いたいかと申しますと、

(こんなに移動時間が多いのは疲れる)
        ↓
(その時間を少しでも快適に、負担を軽くすることは重要だ)
        ↓
(だから、ちょっと高いけどこれを買いましょう)
        ↓
(BOSEのノイズキャンセリングヘッドホンQuietComfort)

というふうに、自分を説得しました。どうせ買うなら「いっちゃんエエヤツ」と思ったのですが、「いっちゃんエエヤツ」は充電式リチウムイオンバッテリー採用で約25時間稼働!と唱っています。しかし、25時間ではサンパウロまでもたない・・・。どんだけ遠いんや、ブラジル。そこでお店の人が「ブラジルですか!それじゃあ単4電池1本で約35時間持つこちらのモデルのほうがお客様にはいいと思います」とひとつ安いほうを奨めてくれた。正直なカンジのいいBOSEの店員さんだった。

このBOSEノイズキャンセリングヘッドホンQuietComfort、画期的な発明だと思います。ヘッドホンの外側と内側に2種類のマイクが付いていて、騒音を感知。その騒音と逆位相の音波を送ることで騒音を打ち消す仕組みだそうです。プラマイゼロにする、ってカンジでしょうか。ヘッドホン界の行って来い、です。静寂の中なので音量を大きくする必要がなく、ヘッドホン難聴の防止にもなる。音楽を聴かずに騒音をカットするだけでも使える。ボクは自分で耳が敏感すぎるんじゃないかと思うぐらい、電車の中などの他人のシャカシャカ音が気になってしかたがない人間です。ケータイのボタン操作のピッピッとさせる音にもイライラしてしまうタイプなのです。これ、助かるわぁ。絶対、助けてもらえるわぁ。先日の出張、新幹線で初めて使ってみて感動しました。スイッチを入れると周囲の雑踏から別世界に入れる。完全な無音状態ではありません。車内のアナウンスや通常の会話の声は聞こえます。ただ、「ゴォーーーーッ」とか「シャーーーーッ」というような音は、消えます。たぶんこの「ゴォーーーーッ」とか「シャーーーーッ」がないだけで疲労が違うんじゃないかと期待しています。なにせ、73時間も飛んでるんですから。移動する時間の愉しみをつくることは大事だと思いました。

ROAD TO BRASIL ⑤ブラジルブルー

ポル語

ブラジルW杯はすでに始まっている ROAD TO BRASIL ⑤

『マリッジ・ブルー』という言葉があるけど、ボクは『ブラジル・ブルー』。つい先日「なんかブラジル行く準備で疲れちゃった…。」とつぶやいたら、100人近くの人が「いいね!」してくれました。とくに、ブラジルに行く人からは「ほんとにそう思います」という声が多かった。楽しいはずの旅がなんで?と思う方も多いでしょう。そのストレスの原因はいくつか考えられます。

ひとつはFIFAの対応。チケットを受け取るまでの手続きが不便過ぎること。そしてもうひとつはブラジル国内線飛行機などの交通機関のいい加減さ。予約した便の時間がどんどん変る。予定していた試合に間に合わないこともある。試合ならまだしも、帰国の便に間に合わなかったらどうしてくれるの?(怖くてまだ最終確認してません)そして、3番目が治安への不安です。

「そんなに心配することないよ」「住んでいる人もいるわけだし」「前に行った時は、何もなかったよ」という声。一方、「ブラジルではみんなピストルを持っている」「盗られただけですんでラッキーだったと思おう」「現地在住の日本人も襲われている」という現地の人の声。

あまりビクビクし過ぎてブラジル人誰とも話をしないで帰ってくるなんてイヤだし。かといって、親しくなったと思った人から襲われることもある。できるだけ団体行動を取ろう。群れで移動していればライオンはめったにゾウの群れは襲わない。群れからはぐれたゾウのこどもはライオンに狙われる。とにかく固まっていこう。

「なんかブラジル行く準備で疲れちゃった…。」という弱音には、治安対策に気を使って疲れてきたのだと思います。東京を歩きながら常にブラジルだったらどうだろう・・・と考えています。常時緊張しているのかもしれない。昨日会社でもらった『ブラジル安全サポートガイド』ポルトガル用語集。一番最初に書いてあるのが、

①Socorro!(ソコーホ!)
   助けて!

そして読み進んで行くと

⑩Nao paro de sangrar.(ナオン パロ デ サングラ~ル)
   血が止まりません

なんだもの。笑っちゃうしかないよね。
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⑧Fui assaltado.(フイ アサルタード)私は強盗に襲われました。
⑩Nao paro de sangrar.(ナオン パロ デ サングラ~ル)血が止まりません
だから、今日はもう勘弁してください。
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と書いたTシャツでもつくろうかとマジで思いました。血のりがついたデザインで。

追伸:このピンクの紙、ブラジルに行く人たちのお守りとして持って行くのもいいかもしれませんね。どうせ全部憶えられないし、使いたくないし。いっそ、このままプリントされたTシャツつくればいいかw

尊敬すべきサッカーバカたち③BRASIL 2014

 

ツンさんと

『ブラジルW杯現地参戦組決起集会』にて。
石巻の中学生をブラジルW杯に招待し、被災地支援に感謝する横断幕を掲げて「世界に感謝を伝えたい」という活動もしている、日本代表サポーターの代表のような方、ツンさんこと、ツノダ ヒロカズさん。今年1月の『ブラジルW杯現地参戦組説明会』で初めて生でお見かけして、Facebookで友達リクエストさせていただいて、その後『ブラジルW杯現地参戦組』などのボクの書き込みを見てくれていて「中村禎」の名前を覚えていてくださった!(感激)しかも、ちょんまげ隊長ツンさんがボクの先輩コピーライターでもある東倉田長さんと会いましたよと。え?どんな接点が?と思ったら、被災地支援をしている東倉さんがボクの書き込みなどからツンさんの活動を知って、ぜひ協力したいと申し出てくれたのだという。素晴らしい! こうして人がつながっていくメディアがあることに感謝したい。

このちょんまげ隊長ツンさんに気づいたのは、どこだったかアウェイの地でのなでしこの試合だった。パラパラの観客席にちょんまげ&甲冑姿の人がいた。そして数日後、こんどはまた違う国での男子アンダー世代の代表の試合の観客席にも同じ人がいた。「この人、世界中を飛び回って応援しているんだ」と驚いた。奇抜な格好をしてテレビに映りたいだけの人かと思っていたら(ゴメンナサイ)全然違っていた。被災地のこどもたちを支援する活動もされている人だった。男子のA代表やなでしこはもちろん、下の年代の海外での試合にもかけつけて応援している。KIRINも「すべてのカテゴリーのサッカー日本代表を応援しています」と言っている。ツンさんも同じじゃないか。JFA(日本サッカー協会)やJFAをサポートする企業は、もっとこういう「個人的に日本代表を熱く応援する人たち」も支援してくれたら、と思う。

『JFA日本代表チームもよろこぶ。サポートする企業もよろこぶ。サポーターたちもよろこぶ』つまり、『売り手よし 買い手よし 世間よし』の近江商人の経営理念「三方よし」の考え方がいいんじゃないだろうか。

フランス98の記憶⑩証拠の品


この3枚のチケットだけは捨てられない。だから額装しました。

このフランス98が予定通り、チケットトラブルもなくツアーに参加していたら、ここまで記憶に残っただろうか。試合も予定通り見れて日程も予定通り。それはそれでラクチンだけど、記憶の深さからすると今回のチケット騒動は、初めてワールドカップというものに「参加」する日本人にとってよかったんじゃないかと思える。(いま振り返ると、だけど)

フランス98でよかったこと
●メモ帳に日記を書いたこと(読み返すとその一日が動画でよみがえる)
●風景をスケッチしたこと(風景を写真に撮るのはカンタンだけど、ヘタでいいからスケッチするとその景色の中に長い時間いることになる。だからその景色をじっくり見れるし記憶に焼き付く)
●旅先で聴く音楽(バス移動の中で聴いたウォークマン。スタジアムでかかっていたリッキー・マーティンなど、その曲を聴くと一瞬で当時の記憶に戻れる)
●アルゼンチン人、クロアチア人、ブラジル人、モロッコ人、そしてフランス人と話せたこと(サポーターの植田朝日さんがワールドカップに行く日本人たちに「日本を一歩でたら、ボクたちはみんな日本代表なんだ。日本人の代表として振る舞うべきだと思う」と言っていた)
●君が代を聞いて泣く自分がいた(自然と泣けてきた。条件反射になってしまった)
●98年の夏、フランスにいたという事実(フランスW杯に行った、というと「おお!」と言われる。アルゼンチン戦の君が代で泣いたというと「おおお!」と言われる)

だから2014年、ブラジルに行きます。

フランス98の記憶①開幕戦の夜
フランス98の記憶②出発直前
フランス98の記憶③長い一日
フランス98の記憶④最初の試合
フランス98の記憶⑤バスの一日
フランス98の記憶⑥ブラジウ(前半)
フランス98の記憶⑦ブラジウ(後半)
フランス98の記憶⑧クロアチア戦
フランス98の記憶⑨旅の終わり

フランス98の記憶⑨旅の終わり

フランス98_0135

 クロアチア戦後そのままバスに乗りパリへ移動。クロアチアサポーターとユニフォーム交換をしたサクラくん。ボクの11番KAZUのユニフォームは背番号がボロボロに剥がれてしまい、今はもうない。

 

16年前の記憶。もっと長かったように感じたんだけど、旅の記録によると8泊10日だった。もっと長く感じたなぁ。6月20日クロアチア戦が終わり、ナントからバスに乗り、一路パリへ。その日の夕食はなんだったか記憶にはない。ただ深夜にパリに着いて、決勝戦が行われるサンドニのスタッド・ドゥ・フランスのそばをバスで通ったことは憶えている。夜中にパリのホテルに入り、数時間仮眠をして早朝空港に向かう。記録を見ると、21日パリ0715発ーバルセロナ0915着(AF1000便)、バルセロナ1235発ー翌日1055成田着IB6711便 だったようだ。

フランス98行程r旅程表

ワールドカップ観戦ツアーは、試合観戦じゃない時間のほうが長い。その時間をどう過ごすかが大事になってくると思う。試合のある日はオン、試合のない日はオフ。ある意味、CM撮影のロケに似ているんじゃないかとも思った。撮影がある日はオン、ない日はオフ。オフの多い海外ロケは楽しい。また、レンヌやナントという、普通の観光では行かない街に滞在したことも楽しかった。試合の記憶は強烈に残るけど、なんでもない日のなんでもない景色もまたじんわり心に残っている。写真に残っていなくても憶えている景色もある。そういえばレンヌの町の散髪屋にも行ったなぁ。アルゼンチン人たちと笑い、クロアチア人たちとカタコトでしゃべった。旅の最後にエッフェル塔を見て、ああ、ホントにここはフランスだったんだ、と思った。

次回、最終回はワールドカップFRANCE98、一番の思い出の品をご紹介します。

ばかふたりある日のバカふたり in FRANCE98

フランス98の記憶①開幕戦の夜
フランス98の記憶②出発直前
フランス98の記憶③長い一日
フランス98の記憶④最初の試合
フランス98の記憶⑤バスの一日
フランス98の記憶⑥ブラジウ(前半)
フランス98の記憶⑦ブラジウ(後半)
フランス98の記憶⑧クロアチア戦
フランス98の記憶⑨旅の終わり
フランス98の記憶⑩証拠の品

ROAD TO BRASIL ④ブラジル財布

ブラジルW杯はすでに始まっている ROAD TO BRASIL ④

村上アシシさんがつくってくれたfacebookグループ「ブラジルW杯現地参戦組」には本当に助けられています。チケットのこと、移動手段のこと、それぞれの開催都市のこと、そして治安のことなど、多くの参加者同士が知見をシェアしながら、助け合いながら情報交換をしています。facebookのある時代のワールドカップでホント、よかった。その中の心配事「治安」について。

必要以上に臆病になる必要はないけれど、できる準備はすべてやっておこうと思っています。せっかく大好きなブラジルに行って、イヤな思い出はつくりたくないですからね。一番心配しているのが、サポ村ツアーから離れて単独行動となるリオデジャネイロとレシフェ。サポ村ツアーに参加するナタル、クイアバは比較的治安は悪くはないらしいんですが、リオとレシフェはかなり・・・らしい。以前参加した、村上アシシさんが開催してくれた「ブラジル注意事項説明会」のメモを見返しながら日々その対策を考えています。(尊敬すべきサッカーバカたち② BRASIL 2014 参照)

究極のテーマは「何も持たない。何も盗らせない」です。
試合のない6月27日リオデジャネイロの一日。その日はあのキリスト像のあるコルゴバードの丘に行こうと思っています。観光名所です。つまり、犯罪の名所なのでしょう。そこをどう乗り切るか。ボクは「日本人小学校のサッカーコーチをしてそうな日系人のオヤジがふらっとリオの観光に来たカンジ」が目標です。服装は、ジャージの上下(基本長袖長ズボン)で、カバンは持たず、コンビニの袋に水とポンテケージョなどを入れて)

で、財布を買いました。

エルメス外側エルメス内側
①エルメスの財布(じゃなくてエルメス色の財布。byダイソー)
これはブラジルの悪いヤツにプレゼントするためのものです。50ヘアウ(レアル)か100ヘアウかを入れる。ダミーのクレジットカードなども入れようかな。襲われたら渡す財布です。これはもう何個か買っておこうと思います。100円ショップです。

スパイベルト
②スパイベルト
これは腰に巻きます。パンツのベルトの位置に巻いてバッグ部分は右腰のあたりに。でも、旅行者のウエストバックは狙われるだろうから、ここには大事なクレジットカードなどは入れません。

ディズニー袋
③ジッパー付きの袋
柔らかい布地の小物入れ。これを悪いヤツらへのプレゼント用の財布にしてもいいし。これはジャージの下に履く短パンの内側に縫い付けようと思っています。これも100円ショップです。

アシックス表 アシックス裏
④アシックスのポーチ
これは、ジョギングの時などに腕に巻くポーチです。これを「足首」の内側に巻こうと思っています。これは何度か実験しました。実際足に巻いて歩いてみました。(先日、青梅の遠足にも付けて歩いてみました)長ズボン、長いジャージの下で全然目立ちません。長く歩く場合は、足にこすれてくるのでソックスを履いた方がいいかもしれません。ここにクレジットカードなどを入れておこうかな。

ビニル財布
⑤ビニール袋
これが最強かも。ボクは両足のふくらはぎが発達しているのが自慢なんですが、けっこう広い面積のふくらはぎなんです。長いパンツを履いてハイソックスを履いて、右ふくらはぎの部分にクレジットカード、左ふくらはぎに現金を入れておく。これは先日の都内ロケで一日試してみました。まったく問題なかった。汗をかくのでビニール袋に入れておけば完璧だと思いました。

とにかく、クレジットカードや大事な方の現金は身体に付ける。盗られる前提で安い財布を用意する。カバンは持たない。荷物は現地のコンビニ袋にぐしゃっと入れる。(カメラなんかもタオルにつつんでコンビニ袋かな)

追伸:腕時計も「安いデジタルウォッチがいい」とアシシさんは言っていました。大学生のときに買ったセイコーのダイバーウォッチでいこうと思っていましたが、やっぱりブラジルのチンピラにくれてやるのは悔しい。(チンピラに盗られても笑えるものにしておけば、笑える思い出になるし)リオを歩く時は、腕ではなく足首に巻こうかと思っています。これも実験済み。ちょっと痛くなるけど。(←じゃあ持って行かなきゃいいじゃん)今日、渋谷の地下街で1000円の腕時計が売っていたから、それ買うかもしれません。

てなことを毎日考えながら、東京を歩いています。(なんて安全な国なんだ、日本は、とつくずく思う)でもなぁ・・・こんなにやっても、やられる時はやられるんだろうか・・・やられるんだろうなぁ。そんなこんなで、ボクのブラジルW杯はすでに始まっているのです。

ROAD TO BRASIL ③ブラジルでfutebolを

Projeto Penedo de Cima (28)

ブラジルに行くとき、靴は何を履いて行こうかなと思っていましたが、決めました。いつもフットサルをやるときに履いているシューズで行きます。というのも、ブラジルでfutebolするからです!ボクが参加する「サポ村ツアー」の企画で『現地のこどもたちとサッカーしよう@レシフェ』というのがあるんです。写真を見ると、立派なコート。裸足で蹴っている子もいる。よく見ると「FIELD OF HOPE」と書いてあります。現地のこどもたちのためにつくったサッカーコートらしいんですね。現地のNPO法人「lovefutbol」 http://www.lovefutbol.org/ とサポ村が協力した企画です。はるばるブラジルに行くんだから、ぜひ日本とブラジルの交流の場に参加したい。こどもたちでも相当上手いでしょう。きっと遊ばれてヘタクソと笑われると思います。でも、言葉が通じなくてもボールを蹴れば友だちになれる自信はあるので、ぜひ参加したい。コートジボワール戦のある日の午後、レシフェで。だから出発を早めることにしました。ブラジウ!

Projeto Penedo de Cima (20)

ROAD TO BRASIL ②夢のチケット

 

brasil WC

ブラジルW杯はすでに始まっている ROAD TO BRASIL ②

ワールドカップを観に行くには、当たり前ですが試合の観戦チケットが必要です。
その観戦チケットを手にするまでには、想像以上にいくつものハードルがあるというお話。

●FIFAの出場国枠抽選販売(日本戦のチケット)に申し込む→やった!当った! 「SUCCESSFUL」という誇らしい表示が出る。日本人だけが申し込める日本戦はかなりの確率で当選だったようだ。さすがにブラジルまで行くファンは多くはないのかもしれない。

●イタリア vs コスタリカ@レシフェ、当選! しかし、ツマヅキはここから始まった。クレジットカードの有効期限が間違えていたという理由でクレジットカード決済ができない、とFIFAからメールがくる。カード会社に掛け合ってなんとかセキュリティを下げてもらったが、結局「UNSUCCESSFUL」になってしまった。ま、これは自分の不注意だったのだからしかたがないか。トホホ。

●次のチャンスは3月12日ブラジル時間朝8時(日本時間20時)からの先着順販売。パソコンの前でスタンバイ。もう一度「イタリア vs コスタリカ@レシフェ」「決勝トーナメント1回戦@リオデジャネイロ」に挑戦。しかしネットがつながらない。世界中からアクセスしているからしかたないのか。待機していると、けたたましい音とともに「サイトにつながりました」という合図がくる。慌てて、だけど今度は間違えないように入力していく。クレジットカード番号をいれたところで、なんとフリーズ・・・固まってしまった。うそだろーーーーーー。もう一度リロードしてやりなおすと、希望するチケットはもうクローズされていた・・・。とほほ。なんじゃそれ。FIFAから嫌がらせされているんじゃないかとさえ思った。

●次がたぶんラストチャンス。4月15日ブラジル時間朝7時(日本時間19時)からの最終販売。パソコンの前でスタンバイ。最優先はリオデジャネイロのマラカナンR16だ。しかしサッカーの神様は微笑んではくれなかった・・・。一回もサイトにつながらなかったのだ。別ルートでブラジルへいく友人には神が降りて来た。facebookのメッセージを交換しながら、「つながりました!」という声を聞きながら嫉妬と焦り。すると、「まだつながっているので、禎さんのリオ、取りましょうか?」と言ってくれたので「頼む!」。さらに「イタリアvsコスタリカもまだいい席が残ってますけど、取りますか?」「た、頼む!」と。結局2枚友人に取ってもらっちゃった。その友人は何度も海外サッカーを観に行ってるし、FCバルセロナのソシオにも入っている。そういうサッカー好きのパソコンにはサッカーの神様は降りてこられるんでしょうな。チケットは取れたんだけど、なんか「やったぁー感」が不足した闘いとなった。

●6月19日グループリーグ日本 vs ギリシア戦@ナタル
●6月20日グループリーグイタリア vs コスタリカ戦@レシフェ
●6月24日グループリーグ日本 vs コロンビア戦@クイアバ
●6月28日決勝トーナメント一回戦C組1位 vs D組2位戦@リオデジャネイロ
●6月29日決勝トーナメント一回戦D組1位 vs C組2位戦@レシフェ→(日本が1位通過、予選敗退の場合は見られないチケット)

最大5試合を確保した。しかし、闘いはまだ終わっていない。チケットは当選し、クレジットカードの引き落としも終わった。しかし肝心のチケットをまだ手にしていないのだ。これは「現地発券」というシステムで、開催地などに発券ブースや自動発券機などで受け取らなければならない。これがまた、やっかいらしい。身分証明は必要だろうけど、代理受取などができるのかどうか心配。空港でそんな時間があるかどうか心配。昨年のコンフェデのときも長蛇の列ができたらしい。決勝トーナメントの日本戦などは第3戦が終わらなければ試合会場が決まらない。まだまだ、ぜんぜん安心はできない。それが、ワールドカップなのだ。すでにクタクタ。あーしんど。

ね、ワールドカップはもう、始まってるでしょ?

ROAD TO BRASIL ①カレンダー

ブラジルカレンダー ブラジル時間 スタジアム表示 カレンダー

ブラジルカレンダー(日本時間)日本時間 テレビ放送表示 カレンダー

ブラジルW杯はすでに始まっている ROAD TO BRASIL ①カレンダー

FIFAワールドカップブラジル大会開幕戦のブラジルvsクロアチアは6月12日(木)17:00キックオフ(サンパウロ時間)。日本では、13日、金曜日の朝5時。いよいよあと2ヶ月後だ、というけれど、ボクのブラジルワールドカップの戦いは、もうとっくに始まっていた。すでに疲れが見え始めてさえいる。(それだけやることが多いんです)

■1月9日村上アシシさん主催のブラジルワールドカップを現地参戦説明会
なんとなく「行きたいなぁ」と思っていた昨年の12月。Facebookで村上敦司さんという世界を飛び回ってサッカー日本代表を応援している人を知る。その村上アシシさんが主催する「ブラジルワールドカップを現地参戦する人のための説明会」というのがあることを知り、申し込んでみた。その時点では、参加したほとんどの人は観戦チケットも手にしてなく、ブラジル行きの航空券もまだの人が多かった。そこで「サポ村ツアー」というものを知る。「サポ村」は元旅行会社の方がサッカーファンのために企画したツアーを催行していて、南アフリカW杯ツアーも実施した信頼できそうなツアーだった。

■1月19日サポ村ツアー説明会
知らない人だらけの説明会。たったひとりで参加した。そのとき日本代表応援団ウルトラスの植田朝日さんも来ていた。その朝日さんの挨拶が印象的だった。「日本代表を応援するために一歩日本を出たら、ボクらが日本代表なんだから、恥ずかしい真似はできないんだ」と。ボクらが外国で示す行動は日本人として見られている。その意識が大事だよと。なるほど、さすがに世界中を飛び回って日本代表を応援している人の言葉には重みがあった。そして、「ワールドカップに行くということは、試合じゃない時間の方が多いのだから、そこを楽しまなければ意味がないよ」と。確かにそう思う。試合の日はそりゃ楽しい。しかし、試合のない時間、どれだけ楽しめるかでその旅が決まってくる。日本が勝って試合が終わって、ブラジルの人たちと喜び合えたら最高だろうな。(しかし、日本でのテレビ観戦だと、試合が終わったら出勤時間だ)日本以外の試合も現地の夕方のBARなどでブラジル人とワイワイ見られたらいいな。日本戦がない日も、どっぷりワールドカップを味わえる。(日本にいたら、日本戦以外の日はたぶん出社しなければならない)

98年フランスワールドカップのとき、チケット問題なんかでフランスに行くのをめげそうになった時があった。友の励ましもあって行くことにしたのだが、あれで、もし行かなかったら、といま思うとゾッとする。ひどい後悔になっただろう。16年前たっても色あせない記憶を買うんだと思えば、多少の金額には目をつぶろう。

ほんとは誰か一緒に行く仲間が欲しかったんだけど、都合が合わず、一人で行くことにする。一緒に行く人がいなかったから、ブラジルに行かなかった、なんてさみしい言い訳はしたくないからね。相部屋がなんだ、それがワールドカップだ。ひとり晩ご飯がなんだ、それがワールドカップだ。

行くぜブラジル!待ってろよ!

2014年1月末、ボクのブラジルワールドカップが始まろうとしていた。

サッカーの聖地にて

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試合のない国立競技場の門は当然締まっていた。試合観戦のときに登って行く千駄ヶ谷門のいつものスロープの下の道を行く。その下はウォーミングアップ用のトラックや人工芝の練習用ピッチになっていた。プロデューサーのTさんに案内されてスタジアムに入るゲートの角を曲がると思わず「わぁーっ!」と声がでた。いきなりピッチレベル。陸上トラックの向こうは青々とした芝生。その向こうには聖火台とバックスタンドが見えた。いきなりかい!と思った。

サッカーの聖地、国立競技場。そのピッチレベルに入れるという幸運。あるCMの撮影のためにピッチレベルに入れることになったのだ。芝生の中には当然入れないが、触れるとこまでは行ける。「うわぁーっ」「うおーっ」という声が何度もでる。撮影部さん、照明部さんはスタンバイで忙しい中、申し訳ないですがピッチを一周させてもらった。数々のドラマがあった国立の芝をすぐ近くに観ながらピッチを一周してみる。

近い。観客席がすごく近くに見える。陸上トラックがあるので観客席からだと選手が遠くに感じられたが、ピッチから見ると観客の顔がハッキリ見える。(座席がすごく近くに見えた)満員のここで試合ができたら、そりゃチカラも湧くだろうなと思った。

木村和司さんの伝説のフリーキックが決まったゴール、韓国戦でカズが流し込んで決めたゴール、神がかった川口能活が守ったゴール。向こうのゴールは、韓国戦での山口素弘のループが決まったゴール。ついこないだ香川がPKを決めたゴール。長友が駆け上がった左サイド。都並が走った左サイド。俊輔のフリーキックの弾道。などなどを思い出しながらピッチを一周した。「ここかぁ〜ここであったのかぁ〜」と思いながら。

サッカーファンとしてホントに勝手なことを言わせてもらえれば、この美しい国立の芝の上で、コンサートなんかやらないで欲しいと思う。この芝に入れるのは、せめてスポーツをする人であってほしいと思う。大相撲の土俵に女性を上がらせない、というのは差別だ!というけど、その気持ちもわかる。差別ではなく神聖な場所なんだということだ。(女性が不純だというのではなく)そのスポーツを愛する人だけのものでありたい、という気持ちからだと思う。国立の神聖なピッチは、そのスポーツを愛する人のためにあって欲しいと勝手に思った。

正直なところ、『国立競技場がサッカーの聖地だ』というのには少し違和感があった。たしかに日本のサッカーの歴史が刻まれたナショナルスタジアムだけれど、陸上トラックはあるし、サッカー専用スタジアムでもないし。第一、聖地でコンサートなんかやるか?と思っていた。しかし、見事なまでに整備された芝生に触れ、スタンドを一望すると、やはりここが聖地なんだという気がしてくる。試合中選手が交代するとき、ピッチに「一礼」する。ピッチサイドに立って、その気持ちはすごくわかった気がした。

【お礼】「禎さん、写真撮りましょうか」と言ってくれたプロデューサーの伊達優くん(なんと初代中村組)ありがとう。そうとういい顔に撮れてると思います。撮ってくれてほんとにありがとう。