だってブラジルなんだもの⑩ナタルの彼 

2014年6月16日

105号室
■16日朝 Villa do Mar 105号室
コホッ、コホッ、コホッ。同室の岩上くんが咳をしている。熱っぽい、寒気がするといってベッドに潜っている。レシフェの雨のスタジアムからの帰り道、雨に濡れてバスで冷えて、風邪を引いたのかもしれない。(その他にもサポ村ツアーの人が何人も風邪気味だったようだ)風邪薬は飲んだらしいが熱が引かない。持っていた解熱剤をあげた。寝てたほうがいいよ。彼の予定はハードだ。今日16日アメリカvsガーナ戦@ナタル、17日ブラジルvsメキシコ戦@フォルタレーザ、で19日が日本vsギリシア戦@ナタル。ナタルのスタジアムはホテルから遠くないから、行けなくはないだろうけど、無理して熱が収まらなかったら日本戦までパーになっては元も子もない。「中村さん、アメリカvsガーナ、行ってくれませんか」

その日の昼、ホテルから町まで買い物バスがでる。スーパーマーケットのあるショッピングセンターに行くらしい。よし、そこでいろいろ買い出ししてこよう。水のペットボトル、ビール、非常食用のチョコレートなど、カップヌードル的なモノ、そして栄養ドリンクとか翼をさずけるヤツとかを買い出しに行こう。風邪気味の時にはそういうドリンクがいいだろう。

■16日13時 スーパーマーケットの彼
ボクはまた例の日本代表KIRINプラクティスシャツを着ていた。(ちゃんと昨日洗濯しましたよ。ポリエステルだから乾きが早い。こういう旅行では洗濯は必至なので、綿100%のTシャツより、サッカー系のポリエステル100%のシャツの方が乾きやすくていいと思ったのです)で、その「背中が語っているシャツ」を着て、スーパーマーケットでビールをどれを買おうか探していたら、ブラジルの青年に声をかけられた。「ジャパオ?」背中の文字を読んで話しかけてくれたみたいだ。「ブラジルも応援します」というポルトガル語を背中に書いたけど、しゃべれないので「おー、ジャパオよ。セレソン・ブラジレーロ、オーエン、スルーヨ」とかなんとか言いながら、一緒に写真を撮った。やっぱり、文字を書いててよかった。正しいポルトガル語じゃないとしても、伝えたいという気持ちは伝わるんだな。写真の中の青年は恥ずかしそうに笑っていた。
ショッピングセンターの男の子名前も知らない彼と

■16日15時 Villa do Mar 105号室
ホテルに戻り、栄養ドリンクなどを飲ませ、岩上くんにこう言った。「じゃあ、今日のアメリカ戦はボクが買います。だけど、まだブラジル戦はあきらめちゃダメだよ。ブラジル戦のチケットを持っているのに見ないと絶対後悔するって。行くんだ、というつもりで寝てなさい」と励ました。実は、「ブラジル戦も中村さん行ってください」と言われてて、一瞬「ラッキーか?」とほくそ笑んだのも事実だが、やっぱ岩上くんが行くべきだ、と思った。しかし、ひとつ難題があって。ブラジル戦がフォルタレーザだということ。メチャメチャ遠いのだ。ナタルからは520kmはある。東京から神戸の距離。それをあのバス(もう故障しないとは思うけど)で日帰りだ。ブラジル戦は17日16時キックオフなので、ホテルを夜明け前の4時に出発するらしい。「夜まで寝て、熱が下がってきたら、行くんだぞ」と言い残し、ボクはアメリカvsガーナ戦にでかけた。

ナタルスタジアム見晴らしかなりの高さからでも試合は見やすい。サッカー専用スタジアムはいいわ

■16日19時 Arena das Dunas@NATAL
19日のギリシア戦のスタジアムなので下見も兼ねて。座席はカテゴリー3の一番上の方だった。座席の下を覗き込むと、鉄パイプと板で突貫工事で作った感じだった。ここで全員が立ち上がってジャンプして応援なんかしたら、崩壊するんじゃね? やはり工事が間に合っていない、というのはホントだった。(スタジアムの周辺もまだ工事中だった。というより、途中で工事を止めたふうだった。ワールドカップのイラストが描かれた板で覆ってあるだけだったし)仮設の座席のようだから、みんな、おとなしく座って応援しようね。
座席の下階段の下を覗くと鉄パイプと板にシートが貼ってあるスタンド

■16日20時 Arena das Dunas@NATAL となりの席の彼
ボクのとなりの席にひとりのブラジル人の青年がいた。ハーフタイムに「ジャパニーズ?」と英語で話しかけられて、そうだよと答えるとこんな画像を見せてくれた。
ハチマキ写真なんと日の丸ハチマキじゃないの! レシフェでのコートジボワール戦でもらったらしい。日の丸ハチマキ大作戦がこんなに広がっている! うれしくなっちゃって、持っていた日の丸扇子をあげたら、喜んでくれた。ギリシア戦も応援してね、と記念写真を一緒に撮った。スーパーマーケットで会った彼も、この彼も。名前も知らないブラジル人、二度と会わないブラジル人なんだろうけど、お互いの記憶にずっと残るのかと思うと、ワールドカップに来るというのはいいもんだなぁと思った。(せめて名前だけでも書いてもらえばよかったなぁ。後悔)
ナタルの彼二度と会えない彼と

■17日午前1時 Villa do Mar 105号室
試合後、サポ村ツアーから行っていた人たちとピザ屋で食事をしてワイワイやってホテルに戻る。たぶん12時はすぎていたかな。岩上くん、熱は下がったかな。ドアのところにルームサービスの食器があった。食欲があるようなら大丈夫だろう。熱もなんとなく下がってきたという。本人はまだ行くかどうか迷っていたようだが、ボクは行くように強く奨めた。本人も明るさを取り戻してきているようだった。岩上くんが行く決断をした。正直、ホッとした。もし「やっぱり熱が下がらないので中村さん、ブラジル戦行ってください」と言われたらどうしようと思っていた。ブラジルに来て寝不足の日々、昨日は休めたが、今日も試合を見て来て夜の1時過ぎに帰って来て、これから4時にまたバスで出かける。しかも神戸まで(の距離)。ブラジル戦は見たいけど、心と身体の準備ができていなかった。

■17日午前4時 岩上くんを見送って、寝た。

病み上がりの岩上くんを焚き付けてしまったかなぁ。でもせっかくプラチナチケットでもあるブラジル戦を持っているのにそこに行かないなんて、ブラジルに来た意味ないし。バスの中でずっと寝てればいいんだし。絶対見に行ったほうがいいよ。うん、多少無理してでも行ったほうがいい。だってブラジル戦なんだもの。(つづく)

だってブラジルなんだもの【番外編】Arena Pernanbuco君が代

Recife Arena Pernanbuco
2014.6.14

https://www.facebook.com/video.php?v=662673833816848&set=vb.100002227114307&type=2&theater

高木 徳昭 なんか最後ヘンなのが映ってました!6月18日 0:15 

中村 禎 フッチボールの神ではないかと。6月18日 0:18

高木 徳昭 たしかに!わたしをブラジルに導く神をみました!神はのたまいました、ノリアキ、信じなさい、と!6月18日 0:41 

Keita Kogure 結果に関わらずドキドキします6月18日 0:58 

だってブラジルなんだもの【番外編】Love futebol

LoveFutebol集合
6月15日
レシフェの子どもたちとサッカーをした。ファベーラの山の上の方のサッカーコート。危険なので貴重品は一切持たないようにと言われ。カメラも置いて行った。写真には残ってないけど心に残る子どもたちの笑顔でした。女性の校長先生からLove futebolの記念メダルをいただいた。宝物。 — 場所: Vila Do Mar Natal
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Kouji Takesueさん、Ito Kanakoさん、澁谷 栄一さん、他215人が「いいね!」と言っています。
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渡邊 哲也
写真なんかなくたって、心に残るサッカー最高じゃないですか!
6月15日 23:42
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池葉 正樹
素晴らしいです!レシフェのファベーラでサッカー…なんというファンタジックな響きでしょう!ビバ・ブラジル!引き続きお気をつけて、旅を続けてくださいね!
6月16日 1:11
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堀内 文雄
写真は後日アップしますのでお使いください!たくさんご迷惑おかけしましたが、無事おわれてよかったです!
6月16日 4:29
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中村 禎
ドラゴンさん、どうせ雨だったから早く着いても雨宿りでしたよ。雨上がりの夕陽の浴びたファベーラの景色、キレイでした。
6月16日 5:13
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だってブラジルなんだもの【番外編】Vila Do Mar Natal

ナタルの夜明け

6月14日 · iOS ·
家をでて48時間でナタルのホテルに着きました。やっとwifiつながった。眠いけど生きてます。 — 場所: Vila Do Mar Natal
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Masumi Sakuraiさん、井上寿子さん、Ito Kanakoさん、他229人が「いいね!」と言っています。
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宮下 俊
あと、15時間!
6月14日 19:09
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松田 孝一
ぼくもたったいま代表Tシャツ買いました!日本から魂送ります!
6月14日 19:13
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金井 智美
長旅お疲れ様でした!!まずは体を休めてください☆
6月14日 19:19
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Miyuki Yamaguchi
そちらの海は綺麗ですね。レシフェの海は波が少し荒れてます。
6月14日 19:23
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中村 禎
これから寝ないでレシフェで子どもサッカー、その後大事なコートジボワル戦。気力しかない。
6月14日 19:53
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大村 高好
楽しんで来てね(^^)
6月14日 19:59
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松本 泰司
子どもとサッカー、羨ましいです。気力・体力振り絞って、是非楽しんで下さい!
6月14日 20:10
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Rieko Nakamura
まだまだ先の長い旅、体調管理は万全にね!身の安全も!
6月14日 20:16
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渡辺 伸一朗
ブラジル国内も少しずつ盛り上がってきているのでしょうか?必ず勝ち点を取りましょう!
6月14日 20:46
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高木 徳昭
今からもうチアゴ・シルバのように涙がでそうです。ニッポンを応援するのはもちろんニッポンを応援してる禎さんを応援してます!勝て!ニッポン!頑張れ!禎!!
6月14日 21:10
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松田 勇希
はじめまして。同じナタールの景色とは思えない優雅さです…
6月14日 21:38
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東條 潤
写真からも空気の違いを感じますよ♪
6月14日 21:54
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住本 宜子
ただしさーん、住本だよ。いいなー、リビングでしょうちゃんと応援してますー‼︎
6月15日 10:55
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高木 徳昭
禎さん・・・
6月15日 23:16
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中村 禎
3日目にして初めてベッドに横になります。昼だけどおやすみなさい。
6月15日 23:29
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だってブラジルなんだもの⑦ブラジルの夜明け

2014年6月13日 〜14日BRASILメモ地図ブラジルメモ帳に貼った地図

さてみなさん、はるばる地球の裏側から飛行機を2回乗り継いでやって来て、やっとの思いで日本(東京)に着いたとします。そこで、「ハイみなさん、それではこれからサイパンに行きましょう」と言われたらどうですか? 行きます? これから最初の宿泊地ナタルへ向けて約3時間、3本目のフライトです。サンパウロ〜ナタル2,326km、ちょうど羽田〜サイパンくらいの距離です。ブラジルの国土は日本の22.5倍。ブラジルをそのままヨーロッパに持って行ったらどれくらいの広さか。ちょうどモスクワ〜ローマが2,379 km。それくらいの距離感を想像してください。

TAMでナタルへハイみなさん、これからサイパンに行きますよ〜

■13日22時20分サンパウロ発(30分ほど遅れての出発だった。もはや30分の遅れなんて全然気にならない)
■14日午前1時25分ナタル着(自分の荷物が出て来ただけでシアワセを感じる)
■荷物を受け取って、サポ村ツアーの現地担当者に名前を届けて荷物を運びバスに乗る。
■バスが出たのは午前2時過ぎだったか(最近オープンしたばかりの、まだ工事箇所の残る新空港は街中から離れていて海岸沿いのホテルまでは小一時間)
■14日午前3時15分ホテル到着(真っ暗でよくわからないが3階建ての横に長いリゾートホテルのようだ。とりあえず、ホテルの敷地に入ったとき、バスの中では拍手がわいた)

ロビーの混沌 ■ホテルのロビーの混沌

これから120名くらいのチェックインが始まる(ふぅー) ■14日午前4時すぎ。岩上くんという初対面の若者と同室。よろしく。4時過ぎに部屋に入る(ん?4時? 14日午前4時?ということは日本時間14日16時過ぎだ。家を出たのが12日の16時20分、なんとここまで48時間、丸二日かかったということになる。しかも、今日はこれからレシフェの子どもサッカーに参加して今夜22時からは日本vsコートジボワール戦だ。いつ寝るの?(バスでしょ) ■お湯のでないシャワーを浴びて、コートジボワール戦の準備(日本代表ユニやハチマキなど)をして、子どもサッカーの準備をしてロビーに7時45分集合だ。その前に【心配事その3】ちひろさんとレシフェチケット受け渡しの連絡をしなくちゃ。ホテルにいる間になんとかWiFiにつないで待ち合わせの手はずを伝えなければならない。焦る。部屋番号と名前でログインできるはずのWiFiがなかなかつながらない。120人もが一度にチェックインしたのでまだ登録が済んでいないのだろう。時間がないので、遠いロビーまでiPadを持って行きログインの手続きをしてもらう。ちひろチェルシーさんという女性はご夫婦ですでにブラジル入りしている。一度しかお会いしたことはないんだけれど、ボク名義のチケット(イタリアvsコスタリカ戦とマラカナンのベスト16のチケット)を現地で発券してもらっていて、それをレシフェのスタジアムで受け取る約束をしていた。なんとかLINEとfacebookで待ち合わせの時間のメッセージを送った。何時にスタジアムに着くかわからないので、20時と20時半の2回、ゲートKのところで、という約束。これでひと安心。 ナタルの夜明け HOTEL Vila do Mar @NATAL 6:52AM Junho 14

夜が明けて来てしまった。そろそろ午前7時。雨上がりの夜明けのナタルの海。目の前に広がる海は大西洋か。そうか、だってここは、ブラジルなんだもの。(つづく)

だってブラジルなんだもの⑥サンパウロの空気

6月13日

バゲージクレーム再会!

■ 18時頃 サンパウロ・グアルーリョス国際空港到着(日本時間14日午前6時頃。家を出てから約38時間経過)

空港に着いてホッとするのはいつも、着陸した時でもなく、入国審査を通過した時でもなく、バゲージクレームのベルトコンベアーから自分のバゲージが出て来た時だ。いままでロストバゲージの経験はないけど、自分のだけ出てこなかったらどうしよう、といつも不安になる。それとバゲージタグは付いているけど誰もそれを確認せず、みんな勝手に荷物をピックアップしていく。だからボクはスーツケースの取手に派手な色のバンダナを巻くようにしている(今回はピンク)。同じスーツケースでも持った時に気づくと思うから。間違えて持って行かれてはたまらないからね。長旅で到着したとき、みんなボーッとしてると思う。ボクもそうだから。

【心配その1】『サンパウロ空港でチケット発券』
サンパウロに着いて最初の大仕事。試合の観戦チケットを現地のFIFAチケットセンターで発券手続きをしてチケットを受け取らなければならない。ギリシア戦とコロンビア戦のチケットをサンパウロ空港にあるチケットセンターで発券する。「そんなの行くだけやん」とお思いかも知れませんが、そこは日本の成田空港ではない。だってブラジルなんだもの、サンパウロなんだもの。しかもあまり信頼できないFIFAだし。何があるかわからない。何があってもおかしくないのがブラジルだと思っている。入国して次の便のチェックインの前に行くのでスーツケースを転がしながら発券センターへ行かねばならない。『ブラジルでの単独行動は危険』というルールに乗っ取り、同じようにサンパウロ空港で発券する人を探し、その人と一緒に行動することにする。ひとりよりふたり。ふたりより三人だ。

カラピナとゴムひもスーツケースの命綱

さらにボクは、スーツケースを守ることを考えていた。乗り換えの時間も長いので、空港でスーツケースを引きずる時間が長いと思った。手を離す瞬間もあるだろう。その時、持って行かれたりしないように。ユザワヤと東急ハンズで買った太いゴムひもとカラピナで身体とスーツケースを結ぶことにした。そんな鍵っ子のようなヒモ付きの旅行客なんてたぶんいない。しかしボクはひも付きスーツケースでいくことにした。たぶんスーツケースをかっさらっていく泥棒はいないと思う。そんなバカみたいな用心をすることで警戒マックスであることを自分にも意識させることも大事だと思ったから。それと泥棒にも「ボクは相当用心してるんだぜ」とアピールすることと「そんなヤツを狙うのは面倒くさそう」と思わせたかった。(そんな効果はなかったのかもしれないし、人はそれを笑うかもしれないが、自分の気持ちを引き締める効果はあったと思う)

チケットセンターまで空港の外を歩いて行く。日が暮れたサンパウロの空気。やや蒸し暑い。気持ちが焦るせいか、汗ばんでくる。スーツケースを転がして歩くが、同じ便の土井さんと野本さんの3人で移動するので心強い(ありがとうございました)。FIFAからのメールのプリントアウトやレター、クレジットカード、パスポート、あらゆるものを準備して持って行った。思ったほど行列ができていなかったので安心。数台並んでいる機械にクレジットカードを入れるだけで発券できるはず。土井さんはうまく行っているようだ。ボクは、、、うまくいかない。FIFAのサイトから「何時くらいに行く」という「予約」が必要なのだが、飛行機の遅れで、その時刻を過ぎていたからかもしれない。ちょっと焦る。
チケットセンター土井さんが撮った写真。係の人に撮っちゃダメ!と言われた。
人のいるカウンターに書類を見せると女の子がニッコリ対応してくれたので助かった。顔写真を撮られてサインをして、ハイ、どうぞ。TADASHI NAKAMURAと名前の入ったチケットをついにゲットした。若い女の子の前で直立不動のオッチャンが合格通知をもらうような気分だった。

FIFAチケットこれを手にするまでどれほど時間と手間と労力がかかったことか

発券成功1こういう喜んで浮かれているときにスキが生まれる。要注意。

土井さん発券土井さんはなんと日本戦を見て一度帰国し、決勝を奥様と見るために再びブラジルに来るというスゴイ人

【心配その2】『サンパウロ空港でATM』

子どもの「初めてのお使い」じゃないんだから、ATMでお金を引き出すなんてカンタンじゃん、とお思いのことでしょう。機械の操作が不安なのではなく、「ブラジルでは、お金を下ろした後を泥棒が狙っている」と言われていたから不安だったのだ。ボクは銀行の両替ではなく、クレディセゾンのNEO MONEYというカードを持って行った。
BRASILネオマネーこれは日本円で自分の口座に入れておけば、現地では現地通貨で下ろせるし、残金があればクレジットカードのようにも使えるもの。とにかくキャッシュを下ろすとき細心の注意が必要だと思っていた。サンパウロの空港にはそのキャッシュマシンが並んでいるコーナーにガードマンが立っていてくれたのでちょっとホッとした。背後を気にしながら、キャッシュマシンを操作する。英語表記に切り替えるのに手間取るがなんとか500レアル(たった2万5千円程度でこの緊張感かと笑っていただいても結構です)を下ろすことに成功した。機械からブラジル紙幣がでてくる。ボクはすかさずそれを握りしめ、左右の背後に怪しいヤツはいないか確かめ、キャッシュコーナーの端っこに行き、壁のそばにしゃがんで靴ひもを直すポーズを取った。そこでも周囲を見渡し、誰かボクのことを見ていないか確かめた。気がつくとさっきのガードマンはいなかった。ボクは長いジャージをはいている。ホントは暑がりだから短パンで行きたいのだが、ブラジルでは長いジャージと決めていた。なぜなら足首に巻くポシェット(ランニングのときに腕に巻く用のもの)をつけていたから。大事なモノはカバンではなく足首に巻くことにしていた。下ろした500レアルは100レアルをダミーの財布へ、そして残りの現金とNEO MONEYのカードは足首に隠した。そのための靴ひも結ぶポーズだった。

アシックス表アシックス裏これを右足首の内側に

たぶんそんなことまでしなくても大丈夫だった人もいるだろう。しかしボクはできる限りの準備をしておきたかった。これでもか、これでもかという安全対策。あとで笑い話になればいいと思った。ブラジルでは何が起こっても不思議じゃない。まさか!という事故や事件が起こった後、みんなはきっと、こう言うんだ。「だってブラジルなんだもの」(つづく)

だってブラジルなんだもの【番外編】アブダビラウンジ

アブダビラウンジ

6月13日
アブダビに到着。プライオリティパスのおかげでラウンジへ。機内でも開幕戦見られました。ワールドカップに間に合った。ー 場所: Abu Dhabi Airport Vip Lounge
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青木 真由子さん、Yukiko Hirakataさん、Marina Tsujimuraさん、他166人が「いいね!」と言っています。
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伊藤 淳悟
なんですか〜プライオリティパスって?羨ましい〜
6月13日 10:07
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町田 聖二
持ってるんですかぁ。いいなぁ。ぼくも持とうかなぁ。。。。
6月13日 10:08
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中村 全信
禎さん、ぼくはドバイのラウンジでw プライオリティカード、便利ですよね。ただ、ブラジル国内は使えなさそうですね。。
6月13日 10:18
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並木 亜妃
アブタビの空港、ギラギラしてますよね!(^_^)楽しい旅を‼︎
6月13日 10:20
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中村 禎
楽天プレミアムカードをつくれば申請できます。めちゃお得です。
6月13日 10:44
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町田 聖二
そうなんですよねぇ、、、あれ?それ教えたの僕じゃなかったでしたっけ?違うか。。。
6月13日 11:25
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中村 禎
町田じゃないよ。サポ村ツアーのFacebookで教えてもらった。シャワーも浴びたよ。アブダビシャワー。シュクラン!
6月13日 12:09
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町田 聖二
そうでしたかぁ〜失礼しました!
6月13日 12:16
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だってブラジルなんだもの【番外編】アブダビの涙

成田からブラジルへ 途中のアブダビでWiFiがつながってフェイスブックを見てみると、たくさんの人の「いいね!」とメッセージがボクを泣かせました。これも大事な記録としてここに残します。

成田スーツケース
中村 禎 6月12日
日本代表が初めてベスト8に勝ち上がる瞬間に立ち会うためにブラジルに行ってきます。この白い相棒とともに。ー 場所: 成田国際空港第1旅客ターミナル Narita International Airport Terminal 1
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井上寿子さん、小川 信樹さん、田辺 智美さん、他344人が「いいね!」と言っています。
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池葉 正樹 Boa Sorte!お気をつけて!現地でお会いするのを楽しみにしています!6月12日 19:31

山下 行理 禎さん、魂預けます!お気をつけて!6月12日 19:32 

東條 潤 allez!6月12日 19:34 

蛭田 瑞穂 お気をつけて!6月12日 19:40 

Yukari Nakao いってらっしゃいませ。くれぐれも、お気をつけて。お帰りになってから中村組で、お土産話が聞けるのを楽しみにしています。6月12日 19:4

福本 雅行 試合日程に合わせて、東京タワーがSAMURAI BLUEにライトアップ するそうです。禎、魂の応援で勝利を引き寄せてくれ!頼むね。6月12日 19:47 

ちびろ チェルシー お待ちしてますブラジルで会いましょー。お気をつけて。6月12日 19:47 

オクマ タモツ 禎さん、いってらっしゃい。お気をつけて。6月12日 19:48

豊永 利明 FORZA NIPPON ! FORZA 禎さん ! !6月12日 19:48

Soran Yanai お気をつけて、いってらしてください!日本から、ご無事と勝利をお祈りしています6月12日 19:55

長友 啓典 気をつけて、ひょっとして岡田前監督にあったらよろしくお伝え下さい。僕の高校の後輩なんです。6月12日 19:56 

菊地 誠 「血が止まりません」でしたっけ?練習しといて下さいね。6月12日 19:57

花岡 邦彦 日本を、よろしくお願いします!6月12日 20:07 

李 和淑 いってらっしゃーい!スヌーピーとともに!6月12日 20:07

長嶺 李砂 禎さん、いってらっしゃいませ!6月12日 20:16 

松田 孝一 禎さん、どうかお気をつけて!楽しんできてください!6月12日 20:19 

須永 健一 お気をつけて6月12日 20:20 

嶋田 紀代子 どうかお気をつけて!お祭り騒ぎの中で悪さするのがブラジルです。合宿のときにお話聞かせてくださいませ。6月12日 20:25

松本 泰司 気をつけて。現地でおあいしましょう!6月12日 20:26 

北澤 太朗 気をつけて。6月12日 20:37 

高見沢 徳明 おお!ついに!日本代表は中村さんにお任せしましたよー6月12日 20:39

Mitsunori Sakamoto スヌーピーケース…いいね!6月12日 20:41 

網本 恭吉 くれぐれも気を付けて!!6月12日 20:53 

黒田 明 僕の応援の分もよろしくです。6月12日 21:05 

濱窪 大洋 いってらっしゃいませ!必勝の念を送っておきます!6月12日 21:08 

沢辺 香 気をつけて目一杯楽しんでください!!…あ~自分も盛り上がってきた!6月12日 21:14

こやま 淳子 行ってらっしゃい!日本人けっこう盗難とかにあってるらしいのでお気をつけてくださいねー6月12日 21:15

金井 秀徳 禎さん、ブラジル楽しんできてくださーい!応援する勇姿がテレビに映るのを楽しみにしていますw6月12日 21:30 

吉原 潤 お気をつけて! 日本からエールを送り続けます!!!6月12日 21:30 

相原 一雄ついに決戦の地に行ってくるのですね。日本男子として精一杯頑張ってきてください!!!!!!6月12日 21:38

棟方 則和 気を付けてー!TVから応援します!6月12日 22:10 

松前 満美 いろいろな情報お待ちしてますね!!いってらっしゃい!!6月12日 22:30 

岡田 サリー 行ってらっしゃい!絶対無事に帰って来ますよ!大丈夫!!6月12日 22:56 

古橋 亮羽 お気をつけて!6月12日 23:04 

高木 徳昭 共にその瞬間に立ち会いましょう!6月12日 23:25 

尾崎 敬久 行ってらっしゃいまし!6月12日 23:45 

大杉 陽 サポーター日本代表の現地エピソード、楽しみにしてます。お気をつけて、そしてなにより楽しんできて下さい!6月13日 0:13 

渡辺 秀文 気をつけて行って来て下さい!!6月13日 0:19 

津田 大介 お気をつけて!思いっきり楽しんできてください!!6月13日 0:19 

村岡 浩司 お気をつけてー!楽しんでくださいね*\(^o^)/*6月13日 0:54 

Kazue Sumikura Suzuki お気を付けて!!思いっきり、楽しんで来てくださいね!!6月13日 1:00

石渡 健二 お気を付けて、応援よろしくお願いします6月13日 1:58 

塚越 規 禎さん!!現地で!!6月13日 2:02

Keita Kogure boasorte!6月13日 10:07

中村 禎 いまアブダビのラウンジでWiFiつながってみなさんのコメント読んで泣きそうです。うれしくて。6月13日 10:27

福島 千恵 わたしの魂は禎さんに預けてますのでブラジルまで連れていってください!6月13日 10:30

荒井 美和 スヌーピーかわいいですね!おきをつけてー!6月13日 15:26

山田 達也 ホントに気をつけてね。日本代表を預けるぞぅ!6月13日 19:52 

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ここに「いいね!」してくれた人、メッセージをくれた人のこと、一生忘れません。

ROAD TO BRASIL ⑧ 聴くブラジル

ブラジルW杯はすでに始まっている ROAD TO BRASIL ⑧聴くブラジル

Allez! Ola! Ole! FRANCE98  フランス98の時はリッキー・マーティンの曲をはじめ、ワールドカップ公式ソングのアルバムをフランスの移動バスの中でよく聴いた。その曲を聴くと今でもすぐあの頃に戻れる。スタジアムでも大音量でかかっていたLa Copa De La Vida。曲の記憶も重要なので、ブラジル用に新しく何枚かCDを仕入れました。

ブラジル2014CD

まずはこれ。『ONE LOVE, ONE RHYTHM』 THE 2014 FIFA WORLD CUP OFFICIAL ALBUM この中の『The World Is Ours』 という曲は、日の丸ハチマキ大作戦のためにpecoさんたちがつくった最初のプロモーションビデオの、ボクが泣きそうになるシーンで使われていた曲。昨年のコンフェデでのイタリア戦終了後。日本のサッカーに共感してくれたブラジル人たちが「ジャパオ!ジャパオ!」と大合唱しながら駅構内を歩いて行くシーン。何度見ても泣けます。そして、この曲。たぶんブラジル2014のボクのテーマ曲になると思います。

BosaCD

そしてこれ。『Brasilian Cafe』 Bossa Nova&Samba これは完全なジャケ買いです。たぶんこれ、グーです。向こうで聴こうと思ってまだ全部聴いていません。ああ、ボサノヴァをヘッドフォンじゃなくて生演奏で聴いてみたいなぁ。どこかないかなぁ、帰り道の安全なそういう店。

矢沢CD

そしてもう一枚。『矢沢永吉 ALL TIME BEST ALBUM』一枚じゃなくて三枚組なんですが、前から欲しかった永ちゃん。ブラジルで永ちゃん、案外いいんじゃないかと。ナタールの海で『時間よ止まれ』♪罪なヤツさ〜ああ〜ブラズィ〜ウとかね。 クイアバの街で『チャイナタウン』 リオの危ない通りを矢沢ステップで『IT’S UP TO YOU』とかね。(リオはクレージーケンバンド『タイガー&ドラゴン』もいいかと思ってます)どんな曲がブラジル2014の記憶のスイッチになるか。愉しみです。ヨロシク。

ROAD TO BRASIL ⑦ 背中で語る

練習着背中練習着胸KIRIN

ブラジルW杯はすでに始まっている ROAD TO BRASIL ⑦背中で語る

ブラジルW杯で一番重要なコートジボワール戦の日、決戦の地、レシフェでブラジルの子どもたちとサッカーをします。オッチャンは地元の子どもたち相手にチンチンにやられるかもしれませんが、フットボールはまず楽しむことだと思っています。日本代表の公式練習着でいきます。その背中にこんな文字を書きました。
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Vou apoiar a Seleção japonesa
Vou torcer futebol Seleção Brasileira
junho-julho 2014

私は日本代表を応援します
私はブラジル代表のフットボールも応援します
2014年6月〜7月
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間違ったポルトガル語かもしれませんが、『この日本人のオッチャンは、ブラジルの人に伝えたいことがあるんだ』ということは伝わるんじゃないかと思いました。「オレは日本人だから日本代表を応援するけど、ブラジル代表のサッカーも好きだから応援するぜ。だから日本のことも応援してくれよな」的な気持ちを表したつもりです。あくまで自己満足ですがw

(日本時間12日夜に成田を出発して、ブラジル時間13日の深夜にナタルのホテルに到着した翌日なので、時差ぼけでクタクタだと思います。コートジボワール戦で居眠りしないかだけが、今一番の心配です)