いいコピーは何度でも


佐賀県 武雄市 · 武雄温泉 大正浪漫の宿 京都屋にて

出張先のホテルのロビーで、ふと目に留まったチラシ。
いいコピーじゃん、と思ったら。あ、ボクが書いたコピーじゃん。
(1992年頃に書いたキリン一番搾りのコピー)
しかも、ボディコピーまで忠実に再現してくれている。
フロントの人に聞くと、ビールはキリン以外を出しているそうな。
ええよええよ。コンプライアンス的にとか言わないで、なんだかニッコリ。
うれし〜。 http://nakamuratadashi.com/2013/05/27/post-2000/

謙虚でありたい


謙虚でありたいと思う。
しかし、具体的に何をしているか、と問われると「えーっと」と考えてしまう。
facebookで友だちが【謙虚さがなくなる14の兆候】という言葉を見つけて
アップしてくれていた。思わず、メモ。
この14の兆候を出さないようにすればいいわけだ。
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【謙虚さがなくなる14の兆候】

01■時間に遅れがちになる

02■約束を自分の方から破りだす

03■挨拶が雑になりだす

04■他人の批判や会社の批判が多くなる

05■すぐに怒りだす(寛容さがなくなる)

06■他人の話を上調子で聞き流す

07■仕事に自信が出てきて勉強をしなくなる

08■物事への対応が緩慢になる

09■何事も理論で解決しようとする

10■打算的になりだす(損得勘定が先になる)

11■自分が偉く思えて他人がバカに見えてくる

12■立場の弱い人に対して強くものを言いがちになる

13■言い訳が多くなる

14■「ありがとう」という言葉が少なくなる(感謝の気持ちがなくなる)

「素心のすすめ」池田繁美著
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自分が中心、自分だけが正しいと思う、人の意見に耳を貸さない、
ベテランである、人より年上である、上から目線・・・。

「学年で言ったら上」の発想がいまだにあって、年が上の方が偉い、
みたいな錯覚を、老人になるまで引きずっていると、
こうなりやすいのかもしれない。気をつけよう。
時々この14ヶ条を思い出して、自分の姿勢を正そうと思います。

人を助けるキッカケをつくる


今年も母の日から、ピンクリボンデザイン大賞の応募受付が始まります。今年で14回目。14年前の眞木準さんが審査委員長だった頃は、たしか「日本人女性30人に1人がかかる」と言われていました。それが今、11人に1人。でも、怖がる必要はないのです。正しい知識を持って行動すれば怖くない。たとえその11人の1人になったとしても、早期発見さえすれば大丈夫です。そのことをもっと知らせたい。もっと実感を持って伝えたい。行動に移させて欲しい。そのためのコピーとポスターデザインを募集します。

【審査委員長からのコメント】
ピンクリボンデザイン大賞は、コピーとデザインのコンテストのひとつですが、賞を狙ってつくるのではなく、人を助けるキッカケをつくるんだ、と思って取り組んでほしいのです。あなたが書いたその言葉、あなたが描いたその絵が、人の命を救う第一歩になるかもしれない。そう思って考え抜いてほしいのです。本気で思う気持ちは、必ず人の気持ちを動かすと信じていますから。たくさんの「本気」を待っています。(クリエイティブディレクター/コピーライター 中村禎)

http://www.pinkribbonfestival.jp/event/design/

108円で教わった言葉


コピーライター養成講座中村組では、コピーと関係ない話もします。(といっても、ボクは関係あると思っているんですけどね)それは、ボクの『メモした言葉』の紹介です。自分の忘備録のために、心に残った言葉をブログに書いているのですが、先日の15代目中村組最後の講義で紹介した言葉。

『人が見ていないところで、何をするかで、その人が決まる』
何かの本で読んだのですが、その出典がわからなかった。
だけど、「何かの本で見つけた言葉」として、みんなに紹介しました。

誰かが見ているからゴミを拾う。
誰も見ていなければどうか?

誰かが見ているから良いことをする、のではなく
誰も見ていない所で、どう振る舞えるか。

誰かが見ているから、丁寧に。
誰も見ていないから、雑に。
で、いいのか?

『誰も見ていない所で、どう振る舞えるか』を最近の自分のテーマにしてるんだ、という話をしました。講義で紹介したあと、出典がわかりました。いつもは『BOOK NOTE』にメモしているのですが、これは手帳に書いていた。

『禅、持たない生き方(有馬頼底著)』という本。「断捨離しなくちゃ」と思っていた時に、ブックオフの108円コーナーで見つけた文庫本。たった108円で、ものすごく大事なことを教わりました。

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■人が見ていないところで何をするか
人が見ているところでは、誰だっていい格好をする。大事なのは、誰も見ていないところで何ができるか。で、『徳』が決まる。言いたくても言わず、そっとそれができるかどうか。

何もないというのはゼロということではない
茶碗でも中に水やお茶が入っていたら、それ以上は注げない。空っぽなら、まだいくらでも注げる。空っぽ、無であるということは、何でも受け入れられるということ。

柳に雪折れなし
「気に入らぬ 風もあろうに 柳かな」
柳は、強風にさらされても、さっとそれを受け流してしまいます。
(風に揺れる柳の枝を見て、そこまで思い至るのか、と感心しました)

掃除について
掃除はただ、庭やお堂などの空間をきれいにするものではない。その本質は、心に溜まった塵、ゴミを払い、取り除いて、心を磨いていくことにある。掃除をすることで、霊性が高まってくる。世界の見え方が変って、小さなことにも感動でき、何にでも素直に感謝できる。

■字には書いた人間そのものが出る
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たった108円の文庫本に、5つも言葉をいただきました。
有難うございます、です。

ボクの病院


昨年9月頃のフットサルで、以前からやや気になっていたヒザの痛みが自覚されるようになりました。バンテリンなどを塗り、テーピングをしていつものバッカーノ・フットサルに参加するも、練習後、ヒザが熱を持つようになり、腫れてきた。歩くのは大丈夫なんだけど、階段の昇り降り(特に下り)が痛む。こりゃダメだ、というわけで整形外科に。ヒザの水を抜く注射をして、2週間に一度のヒアルロン酸注射6回、赤外線で温めて圧迫して血流を上げるリハビリを続ける。4ヶ月通うも、回復している実感なし。

図書館で本を読む。何冊も読む。膝痛(変形性膝関節症)は高齢者は必ずなるもの、と書いてある。いろいろ学習するうちに、これは足の筋肉をつけるしかない、膝を筋肉のサポーターで守るしかない、という結論に至りました。


プールでの水中トレーニング。まずクロール、ビート板を使ったバタ足(進まないんだ、これが)、水中片足ジャンプ、水中キック、水中サイドステップ、水中バックステップ、水中ダッシュなど、とにかく地上でやると負荷がかかりすぎる運動を水中でやる。これを週に2回。自分の体を再構築するわけだから、リハビリ病院に治療に通っているようなものです。幸いフリーエージェントなものですから、自分の体のための時間を最優先させてスケジュールを組みます。本社ビルの修繕ですからね。最初はクロールだけでも膝に痛みがあったけど、水中片足ジャンプでも大丈夫になってきました。

さらに、FCバッカーノのメンバーで麻酔科の女医でもある#71オグーから、VCSスポーツジェルを薦められ、筋トレマニアのサッカーファンからDNSのプロテインと筋を鍛えるJOINTという錠剤を薦められ、即実行。効いてくれよ〜効いてくれよ〜とジェルを塗り、届いてくれよ〜届いてくれよ〜と錠剤を朝昼晩6錠計18錠を飲む日々。


ようやく最近はテーピングをしてサポーターを巻いて、フットサルに復帰できました。歳をとるほど筋力は落ちてくる。老人が背中を曲げてヨボヨボ歩くのは筋力が落ちるから。そうならないためにも、筋トレはこれから一生続けていかないといけないのかもしれません。

足の筋肉を鍛えるために、体育館のプールに通う。フットサルでゴール決めたいから、体育館のプールに通う。よし、今日も行くぞと立ち上がる。筋肉を鍛えているんですが、実は、自分の「意志」を鍛えているのかもしれないなと思いました。

(なぜこんな「早い話が自慢話」のようなことをブログに書くのか。それは「公表」することで、三ヶ月坊主になることを防ぎたいからなのです。これからもずっと続ける覚悟の表明でもあるのです。サボっていたら笑ってやってください)

言ってみるもんだね・その2(宣伝会議賞)


【言ってみるもんだね・その2】
きょ年(2017年)の夏、福岡県春日市のシティプロモーションとして市のスローガン開発のために市民たちとワークショップを行なった。そこに集まった高校生からシニアの方々の前で「コピーってこうなんですよ」という話をし、『最も伝わる言葉を選び抜く コピーライターの思考法』の本の宣伝もした。その中に熱心な女子高生がいた。「私も宣伝会議賞に応募したいんです」とやって来た。いいじゃんいいじゃん!いっぱい書きなよ、そしていっぱい出しなよ。そして「授賞式で会おうよ!」と励ました。そしたら、それが現実となった。

福岡県立筑紫中央高等学校の本田真梨恵さん。彼女は、中高生部門のブロンズと中高生部門協賛企業賞を二つ、なんと合計3つも受賞してしまった。綺麗なドレスを着ていたので最初は気づかなかったけど、確かにあの日、制服で来ていた女の子だった。晴れやかな授賞式にお母さんとパチリ。来年は一般部門の宣伝会議賞の授賞式で会おうね。

言ってみるもんだね・その1(宣伝会議賞)


昨年(2017年)9月、金沢21世紀美術館。宣伝会議賞の応募者応援のためのイベントで、中村組2代目OBでもある小林幹君と対談した。そのイベントに参加していた人と飲みに行ったとき「来年の受賞式で会おう」と話した。顔も名前も憶えていないけど、その話をしたことは憶えていた。すると受賞パーティで「中村さん!」と話しかけられた。このコピー(コピーシルバー受賞)を書いた眞木雄一さんが「その人」だった。スゴイじゃん!うれしかった。やっぱり言葉は言ってみるもんだね。(最終審査のグランプリ投票で最初に推したコピーがこれでした)https://mag.sendenkaigi.com/…/…/sendenkaigi-award/011998.php

60歳は、いま何時?


年齢を重ねていくと、誰しも「寿命」を考えると思います。何歳まで生きるのだろう、と、考えても仕方のないことを考えてしまう。そして、1日24時間のうち、いま何時くらいだろう?と考える。日付が変わる24時で一生を終えるとしたらいま何時くらいなのか。日が暮れて、夜になって、ああ、もう1日も終わってしまうのかと寂しくなるから、そういう計算はするまいと思っていました。

でも、「ん!」と思うことがあったので、算出してみました。人生90年としたら60歳は3分の2。24時間でいうと16時。夕方の4時ですね。人生85年で計算すると、24(時間)÷85(年)×60(歳)=16.9411765(時)約17時です。夕方の5時。そう、『5時から男』(←知ってる人は知っている)の時間です。そろそろ仕事を片付けて、待ち合わせをして、おいしい食事とおいしいお酒が待っている時間。好きな人たちと過ごせる楽しい時間の始まりです。

40代はもちろん、50代の人もまだ勤務時間中。まだシャンパンで乾杯するには早い時間でしょ。まだまだ頑張らなきゃいけない、いろいろ我慢しなきゃいけない時間帯。(頑張って!)

これから深夜24時までの時間を、フルに楽しむために大事なのが「体調」です。これから大好きなフットサルして、おいしいもの食べて、お酒を飲んで楽しむわけだから、途中でケガしたり、気分が悪くなったり、眠ってしまっては意味がない。そういう意味で、体のメインテナンスが大事です。

まずは左膝を治す。大腿四頭筋の筋トレ、ストレッチ、プールトレーニング。そして人間ドック。脳のMRI 、血液の腫瘍マーカー検査。そして大腸内視鏡検査。この1957年製の身体を点検・整備して、夜中の24時まで突っ走りましょう。

社員を誇る作品集


CMプロダクションのスプーンさんから、小さな冊子が届いた。
スタッフそれぞれの、仕事の現場での忘れられない
「たべもの」についての話が綴られている。
ただの読み物としても楽しいんだけれど、
これほど素晴らしい「作品集」はないんじゃないか、と思った。
冊子の後半にCM作品が慎ましく紹介されている。
家のポストに入りきらないような大判の作品集ではなく、
ポストにコトンと届くサイズの作品集。
作ったCMが素晴らしいことを誇るのではなく、
社員を誇る作品集。
広告は結局、「人」がつくるんだもんね。

本社ビル60年点検


本社ビルの60年点検。厄除けよりも人間ドック。生まれて初めて脳のMRIなどもやります。半分機能してませんよ、とか言われたらどーしょ。

脳のMRI初体験。胸部CTより狭く、頭を固定され、パイプの中に入っていく。グワーングワーン大きな音がする。棺桶に入れられて火葬される時は、きっとこんな感じなんじゃないかと思った。意識はあるけど身体が動かない状態。