新しい名刺ができました

新しい名刺
新しい名刺ができました。長年お世話になった電通を円満退社し、2016年4月より、フリーエージェント中村禎としてスタートする名刺です。二種類つくりました。ひとつは表「コピーライター」裏「copywriter」、そしてもうひとつは表は肩書きなし、裏「creative director/copywriter」。

代理店やクリエーティブ・ブティックのクリエーティブ・ディレクターから、コピーライターとしてのお仕事の依頼には、表「コピーライター」裏「copywriter」の名刺を。そして、広告に限定せず、幅広いお仕事でディレクションが求められるお仕事の時は、表は肩書きなし、裏「creative director/copywriter」の名刺を。この英文は、「コピーライター出身のクリエーティブ・ディレクターです」という出生証明でもあります。

その仕事によって、自分のポジションをはっきりさせたいという思いから、二種類にしてみました。「クリエーティブ・ディレクター」はいわばそのチームのキャプテンだと思います。そのチームに呼ばれたら、キャプテンは何人もいらない。この試合は「コピーライター」というポジション(例えば攻撃的左サイドバック*「コピーライターの未来は・・・」参照)で力を出します!という意思表示の名刺です。

仕事によっては「キャプテン的な動きも期待したい」と頼まれる仕事もあるでしょう。その時は、もう一つの「コピーライター出身のクリエーティブ・ディレクターです」という名刺を使う。

いずれはどちらか1タイプに収束すると思いますが、最初はちょっとこだわってみようと思いました。

デザインはHotchkissのアートディレクター水口克夫さん監修のもと、Hotchkiss若手のホープ、金子杏菜さんにつくっていただきました。いい人っぽい明朝体と、見やすい英文の書体が、とても気に入っています。ちなみに、名前の英文書体はパラティーノ、メールアドレスなどの方はオプティマ。どちらもドイツ人ヘルマン・ツァップ氏が作った書体で、ツァップさんは1mmのラインの中に文字が書けるという特技を持っていました。その特技のおかげで兵役を免れたそうなんです。(金子杏菜さんが教えてくれました) そして紙質は、柔らかすぎず硬すぎず、手触りにこだわってみました。もう、早くいろんな方にお渡ししたくてウズウズしています。

ローリングスタート

SENA-PINS
モータースポーツのレースには二つのスタート方式があります。F1のように予選順位のグリッドから一斉にスタートするスタンディングスタート。そしてもう一つは、インディカーレースのように、ペースカーに先導されて1ラップした後にホームストレート上に静止することなく、そのまま加速して走りながらスタートするローリングスタート

2016年4月1日、新・中村禎はローリングスタートします。走りながらスタートです。独立を決意した日からすでにエンジンに火は入っています。アイドリングしています。ブウォーンブウォーンと吹かしたりしています。なにぶん古いエンジンですので十分な暖機運転が必要です。タイヤも温めないといけません。フォーメーションラップを終えて、ペースカーが離れると、スロットル全開です。

とはいえ、長いレースになるので、マイペースでニコニコ走ります。目的は1位になることではなく、『あー面白かった』っていえるレースをしたいのです。新コピーライターを目指します。これからもよろしくお願い申し上げます。

時間を使う③自分との約束

ドラッカー行動編
「手帳とはスケジュールを書き込んで真っ黒にするためのものではない。自分の時間を確保するためのものだ」

実践するドラッカー「行動編」に書いてあった言葉です。
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第1章 時間が成果を決める
『成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする』
・・・・「経営者の条件」より

時間をどのように使うか→X  どれだけ時間を確保できるか→◎
たいていの人は「スケジュール管理」と「時間管理」を混同している。
時間の使い方の質が成果を左右する。
問われているのは手帳の空欄を埋めることではなく、空欄を生み出す能力です。

「計画」と「スケジュール管理」は別物
例:○時〜○時クライアント訪問
  ○時〜○時営業会議
これは、スケジュールの羅列でしかない

その1週間、何時から何時までどのように時間を使うか書き留めておくべき
例:■水曜13時〜14時半原案作り
  ■木曜20時〜22時 ○○の読書 (具体的なほどいい)

計画とは、自分との約束。自分の時間との約束である。
計画とは、未来の重要なことに取り組むための自分の時間を確保するためのものだ。
期限がなければ計画とはいえない。
計画の本質は、コミットメント(約束)です。
「いつまでに」「誰が」「何を行うか」が重要なのです。
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手帳大小左が2016年用 右が2015年用見開き大小土日も平日と平等な大きさにしたかったので、手書きです

なるほど。大納得。というわけで、今年から、「ぶ厚い手帳」を大きくしました。
今までは1行1時間(幅2.3cm)だったのが、
1行30分(幅3.3cm)単位になります。
これで、時間を有効に確保していく。
フリーエージェントとしてこれは、
とても大事なことだと思いました。きっと。

時間を使う②スケジュール管理

手書きのGoogle jpg手書きのGoogleカレンダー

スケジュールについて私は、昔から一つのルールを決めています。それは『手帳に最初に書いた予定は必ず守る』ということです。身内に不幸があったとか、親分に呼び出されたというとき以外、基本的には最初に書いたものを優先するのです。 一度決めた予定を変えてしまうと、芋づる式に他の人も予定をコロコロ変えないといけなくなるでしょ。私が予定を変えちゃうことで、また他の人にも迷惑をかけてしまう。そこは仕事もプライベートも関係なく、絶対に守るようにしています。

例えば、レストランが予約を受けるとき、エライ人から予約が入ったからといって先約をキャンセルするでしょうか?キャンセルされた方はどう思うでしょう。そんな店、二度と行きませんよね。スケジュールにエライ人もエラくない人もありませんものね。

予算の大きい仕事だろうと、規模の小さい仕事だろうと、同じです。社長さんとの約束だろうと、奥さんとの約束だろうと、同じです。先に決まった約束を必ず守る、という極力フェアな方向で行こうと思っています。だって自分の24時間なのですから。

思い出しました。サン・アドの頃、こんなことがありました。葛西薫さん(サン・アド仲畑チームのアートディレクター)のチームでプレゼン準備をしていた時の話です。夏でした。営業が「プレゼン日程が決まりました。○月○日です」という。すると葛西さんが、アッチャーまずいなぁ・・・・という顔をしている。その日は夏休みで家族旅行を予定していたのです。日頃多忙な葛西さんは家族との約束を守りたくて、その家族旅行だけはどうしても行かねば、と思ったのです。「よし、プレゼンを早くやろう」後延ばしにするのではなく、前倒し。その手があったか! 夏休みを取るのでプレゼンを伸ばして欲しい、ではなく、早くやるから文句ないでしょ方式だ。エライなぁ、カッコイイなぁと尊敬しました。『手帳に最初に書いた予定は必ず守る』という葛西さんの執念を見た気がしました。

時間を使う①人との約束

SEIKOダイバー1976大学生の時に買ったSEIKOダイバーズウォッチ

「フリーエージェント社会の到来」にはこんな言葉もありました。
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組織に属さないで働くことのいちばんのデメリットは、
1日24時間が仕事だということ。
いちばんのメリットは、
どの24時間に働くかを自分で選べること。   

                     ミカ・ジャクソン(イリノイ州シカゴ)
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自分で自分のスケジュールを厳しく管理しなければいけない。厳しいマネージャーが付いているつもりで行動しなければならないのでしょう。Aという仕事が押して、Bという仕事に遅れていいわけがありません。電通の仕事が長引いたからといって、博報堂の仕事に遅れていいわけがありません。ひとつひとつの仕事は平等ですから。

打合せが長引いて、次の約束に遅れそうになっている状況ほどツライことはありません。つい言い出しにくくて、次に遅れてしまうことがある。でも、次の私との約束を待っている人がいるのだから「すみません、次の約束に遅れそうなので、ここで失礼させていただきます」とハッキリいうしかないし、言うべきなのだと思います。その場で良い顔を繕っても、次に待たせて迷惑をかけている人がいるんだから、結局ダメダメですもんね。

余裕を持ってスケジュールを組むことも大事ですが、要するにダラダラやらない、ということですかね。組織に属さない、ということは、自分でしっかり時間の管理をシビアにやらなければいけないということなのでしょう。

新人の頃に書いた自分のコピーが、今の自分に忠告してくれています。

アイツは
アイツは、時間にルーズな

奴だと思いこまれつつある。
マズイ。マズイ。

わざと
わざと遅れたんじゃ
ないけど、そんなこと
関係ないのよね、
待たされた人には。

いいこと言ってるねぇw

【追伸】あ、こんなことを思い出しました。1994年頃、一番搾りの企画打ち合わせをしていた時のこと。CMの企画をみんなで言い合って出し合って何案かまとめるのです。が、だいたいこういう企画の打ち合わせには「お尻の時間」が決まっておらず、ダラダラやりがちなのです。すると、夕方6時、天才CMプランナー安西俊夫さんのポケットがピーピーピーピーと鳴るのです。エッ!安西さん、ケータイ持ってたっけ? 当時はプロデューサーくらいしかケータイ電話を持っていない時代でした。安西さんはポケットから小さいものを取り出して、「あ、6時だ。ボク帰るね。奥さんと食事の約束なんだ」とポケットから出したのはケータイ電話ではなく、なんと目覚まし時計だったのです。18時にアラームをセットしておいたのでしょう。その「粋」な態度に、誰も安西さんを止めることはできませんでした。約束を守るという姿は美しいなぁと思ったのでした。

フリーエージェント社会の到来

フリーエージェント社会の到来

会社員を辞めて独立する、起業する、と考え始めたとき、いろんな本を読みました。読んでノートを取りました。その中の一冊に『FREE AGENT NATION フリーエージェント社会の到来』という2002年に書かれた本がありました。

著者ダニエル・ピンクさんはこの本の中で、『フリーエージェント』をこう定義しています。
フリーエージェントとは・・・インターネットを使って、自宅でひとりで働き、組織の庇護を受けることなく自分の知恵だけを頼りに、独立していると同時に社会とつながっているビジネスを築き上げた人々のこと。

以下、自分が読んで感じた部分をいくつか忘備録として書き留めておきます。

■フリーエージェントという働き方のメリットは、上司にスケジュールを管理されるのではなく、自分で時間を管理できることにある。ただし、仕事とプライベートの境界線がはっきりしないし、規則正しい生活を送りにくいというデメリットがある。
ーーーダニエル・ピンク
□(←今まではなんとなく言われた通りに働いていたが、これからは自分の意思で働かなければ何も動かないということだ。「自分のリーダーは自分です」という糸井さんの言葉を思い出した。仕事とプライベートの境界線や、規則正しい生活を強く意識しながら自分のスケジュールを決めていかなければいけないんだな。禎)

■フリーエージェントは、完全に「オフ(仕事時間外)の状態になることはほとんどない。24時間営業のコンビニエンスストアと同じように、客がいなくて店が空っぽのときも、店を閉めることがないのだ。
ーーーダニエル・ピンク
□(←えーーーーーっ、それはちょっと厳しいなぁ・・・。最初はせめてエイトエイト(8時から8時まで)とかダメですかね? セブンイレブン(7時から11時まで)も結構ハードですよね。みんなどうしているんだろう? 夜中でも電話に出るのかな。消防署じゃないんだけどな・・・甘いのかなぁ・・・・。でも、相手がフリーだから日曜の夜中に電話しても構わない、というのはどうかなと思います。そもそも仕事でそんな突発事項ってあるだろうか。突発事項やトラブルのないように進めるのが「仕事」なんだから、そういう仕事はうまくいっていない仕事なんだろうな。ま、正直にやっていく、だな。禎)

■第7章:人と人の新しい結びつき
フリーエージェントたちは ひたすら孤独に耐えるのではなく、様々な小規模のグループをつくっている。「フリーエージェント・ネーション・クラブ」は、会員がときどき集まって、お互いにビジネス上のアドバイスをしたり、助け合ったりするグループだ。「フリーエージェント連合」は、フリーエージェントが一緒に仕事をする非公式なチーム。「起業家ネットワーク」は、ミニ起業家が会費を支払って参加するブレインストーミングのための集まり。「同窓会グループ」は、同じ会社の「卒業生」がつくるグループだ。こうしたグループの大半は、会員が自発的に組織した草の根のグループであるため、あまり注目されてこなかった。しかし、このような小規模グループの存在は、アメリカでコミュニティーが崩壊しておリ、フリーエージェントがその傾向を加速しているという主張に疑問を呈するものだ。コミュニティーは死んだわけではない コミュニティーの性格が変わっただけだ。
ーーーダニエル・ピンク
□(←フリーエージェント・ネーション・クラブのようなことは、実は3、4人でやっていた。フリーで働いている年下の先輩たちと何度も質問大会、取材をしていた。うん、それは続けよう。それと、「同じ会社の卒業生がつくるグループ」というのも心強い。独立前に電通OBの方々にもいろいろお話を伺った。これからも情報交換していこう!と話し合ったばかりだ。なーんだ、自然とそうなるもんなのね。でも、こうして書籍に書いてあるってことは、やっぱり正しいことなんだな。禎)

フリーエージェント社会の到来_0002

ところで、フリーランス・コピーライターフリーエージェント・コピーライターの違いは何だ?と聞かれると、正直はっきりわかっていません。ただ、この2016年という時代。インターネットが発達して、街のカフェに電源が整備され、モバイルでデータのやり取りをして、外出先でも映像の確認ができてしまう時代の働き方は、明らかに会社のファックスでコピーを送っていた時代とは変わってきていると思うのです。もちろん、ハート(心意気)の部分は変わってはいませんが。

で、新・中村禎の場合は、ちょっと気取って「フリーエージェント・コピーライター」という言葉を意識的に使っています。それは、ちょっと流行りっぽい、というミーハーな部分もあるのですが、「エージェント」という言葉に「エージェンシー」つまり「会社」という匂いを感じるからなんです。つまり、「個人」なんだけど「会社」としての意識が大事なんじゃないかと感じているからなんです。私に、「中村禎」というカンパニーの社長であるという自覚が必要だということです。社是も決めます。社訓も作ります。就業規則や経営方針、企業理念も決めます。社員教育も厳しくします。なんなら「鬼十則」も作ります。そういう意味で、「エージェント」という言葉がいいと思ったのです。

フリーエージェント・コピーライター  新・中村禎

さよなら電通 ありがとう電通

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こんなメールをまず電通でお世話になった人たちへ送りました。
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さよなら電通 ありがとう電通

ご報告

前略 ●●●●さま

私、中村禎は、電通を去る決心をしました。
3月末日付けで早期退職いたします。

定年まであと1年半ほどありますが、
受け身で退社するのではなく、
自分の意志で、助走をつけて独立しようと考えたからです。

「電通」の看板を下ろし、「中村禎」の看板で生きていきます。
このまま会社にいても、ただ甘えただけの自分からは
脱皮できないと思い至りました。

電通から引き継ぐ仕事はなく、まっさらな状態です。
また何かお手伝いできることがあれば喜んで飛んで行きます。
初心に戻って仕事に取り組みたいと思います。

メールでごあいさつするのは失礼かとは思いましたが
『新しいケータイ番号』や、『新しいメールアドレス』があるので
メールのほうがコピペしやすくていいかなと。
アドレス帳などの変更していただけるとうれしいです。

いろいろお世話になりました。心からありがとうございました。
でも、これでお別れではなく、
これからのほうが、もっともっとお世話になりたいと思っています。 

不安だらけの独立ですが、「できるか、できないか」ではなく
「やるのか、やらないのか」なんだと考えるようになって
吹っ切れました。やるしかないんですよね、もうこうなったら。

高品質、低姿勢、安心価格でご奉仕する、
日本一正直なコピーライターとして。

コピーライター/クリエーティブ・ディレクター 中村 禎
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退職のメールはいままで何度かいただくことがありました。その時、ちょっと淋しく思うことがありました。それは、「今日で辞めます」という日に、会社のアドレスから一斉メールで送られてくることでした。そのメールアドレスはもう翌日からは使えないじゃないの。返信ができないじゃないの。

それとやはり、デジタルの冷たさを感じていました。印刷された文字だけの年賀状より、なんかひと言手書きの文字がある年賀状のほうが好きなボクとしては、一斉メールに人肌を感じなかった。だから、本来なら手書きの文字のお手紙を皆様へ、がいいのでしょうが、今回の自分の場合は、「新しいケータイ番号」や「新しいメールアドレス」を知らせたいので、それをコピペしやすいように、メールの方がいいと思ったのです。それを、一人ずつに出す。その人との思い出を一言添えて出す。そうすることで、「その人に送った」ことが自分の記憶に残るからです。途中入社で電通に入って、お会いした順番に思い出してメールを送りました。

で、今回。驚いたことがありました。デジタルだろうが、手書きのアナログだろうが、そんなことはどーでもいいんだということ。大事なのは、その人とその人が対話をすることなんだと気づかされたのです。よく「メールで失礼いたします」とありますが、そんなことはないんです。ちゃんと対話ができれば、デジタルだろうがアナログだろうが、そんなことは関係ないのです。

それを思い知ったのは、みんなからの心温まる「返信」でした。長文もあれば、とにかくびっくりした!という声があったり、何と返信していいか悩んで悩んで時間が経ってからの返信があったり。うれしくて泣きそうになりました。(実はその返信のテキストデータをコピペして.docxで保存して、名前の部分をブルーにして大きくしてプリントアウトしちゃいました。325人が返信をくれて、A4で厚さ1cm以上になりました。それくらいのプリントアウトは許してもらえますよね、電通さん!)

デジタルは冷たい、アナログは温かい、という先入観は捨てました。デジタルだろうとアナログだろうと、それは単なる道具の話で、大事なのはその「中身」なんだと気づかされました。

これからはフリーエージェントとして生きていきます。まだまだ気づかないことがいっぱいだと思います。でも1日1日成長できるよう、怠けないで生きていこうと思います。

 

 

怒らないこと vol.1

怒らないこと_表紙望月さんのイラストだ!望月さんも読んだのだろう 

たまたま見つけた本のタイトルが気になってしまった。このタイトルに目が止まるということはたぶん、自分が怒りっぽいことを知っているから。そしてその、怒りっぽいところを治したいと思っているからなんだろう。新書のコーナーで「怒らないこと」という本を見つけた。(しかも「2」まであった) なんか安直なハウツーものなら買わなかっただろうけど、「仏教法話」という部分に惹かれた。書いている人は「スリランカ初期仏教長老:アルボムッレ・スマナサーラ」という人。ホントに実在する人なんだろうか?一度では憶えられない名前。しかし、仏教には興味があったので、読んでみることにした。

結論から言うと、すごく勉強になった。いろんな言葉がボクに刺さった。これを実践できれば、もっとハッピーになれる。この本を読んでから、ふつうに歩くときの顔つきも変わったように感じる。「怒るってバッカみたい」と思えるようになった。この本を血や肉にするためにメモをした。忘備録としてブログに残すことにした。なんとかこれを自分の中に吸収したいから。

怒らないこと_1怒らないこと_2

怒らないこと
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■「私は正しい」と思うから怒る。
・私は正しい、相手が間違っている、と思うから怒る。
→あなたは完璧な人なんですか?そうじゃないでしょ?
・自分は完璧でもないし、他人にも決して完全な結果を求めない。
・「一応、精一杯やりますけど、結果はわかりません」
→努力はしても結果は求めない
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■エゴ→無知→汚れ→怒り
「私は男だ」「私は若いのだ」「私は中年だ」「私は老人だ」「私は課長だ」「私は部長だ」「私は社長だ」「あいつは部下だから」「私は家の主人だから」
→なんて、一切関係ない。

大事なのは「その行動が正しいか、正しくないか」という点だけ。
「女だから、部下だから、こういうことをしなければイケナイ」と考えるエゴ、無知が怒りにつながる。
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■「怒る人ほど頭が悪い」という真理
・怒るときは智慧も湧かず、明るさもなく、適切な判断もできない。
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■いちばん強烈な罰、それは無視
・道徳を守らない人、みんなの決まりも調和も守らない人、相手をいじめることばかり考えていて、わがままで勝手で自分本位な人へは「どうぞ自由にやってください」と、社会の一員として扱わない。こっちも合わせて怒ると同じ罪を犯すことになる。
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■偉大な人ほど謙虚でいられる
・余計なプライドを捨てて、とことん謙虚になれば怒らない。
・本当に偉大な人は相手に「生意気言うな」などとは言わない。
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■何があってもびくともしない心をつくる
・「私は何を言われても、ガンジス川のような心で接します」
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■怒ったら「自分は負け犬」と言い聞かせる
■動物の世界でも、強い者ほど怒らない。
・臆病で弱くて自信がない人ほど偉そうに怒る
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■「自分は偉い」というエゴを捨てる
■「自分はダメな人」というエゴを捨てる
→それは相手をねたむ原因になる
■「他人に負けたくない」というエゴを捨てる
・正しい負けず嫌い→自分に負けてたまるかという気持ち
→自分の怠け心に負けてたまるか
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■小さな「成功」をつなげて人生をつくる
×「10年あとで成功するぞ」と思って計画すると苦しいだけ
○「この10分間で精一杯やって成功するぞ」という小さな計画のユニットの積み重ね
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(長いので後半は明日)

怒らないこと vol.1
怒らないこと vol.2

コピーライターの未来は・・・

ロベカル(この写真は超攻撃的サイドバック、レアルマドリー時代のロベルト・カルロス選手です)

レイ・イナモトさんの話にいろいろ刺激を受けました。「広告の未来は、広告ではない」クリエーティブの階級制、職業名を取っ払ったほうがいい」「アートディレクターとコピーライターが一緒になって広告を作り出す手法は通用しないんじゃないか」「ART×CopyからART×Codeへ」と、これらの言葉だけ見ると、なんだ、もうコピーライター養成講座なんて意味ないじゃないかと思う人がいるかもしれませんね。でもレイさんは、コピーライターが不要だと言っているのではなく、コピーライターの役割が変わって来ていると言っているのだと思います。「コピーライターの未来は、コピーライターではない」と言えるのかもしれません。

例えば、コピーライターが昔のサッカーでいうディフェンダー(とくにサイドバック)だとします。昔はただ攻められたらボールを遠くにクリアするだけでよかった。(ボクの中学高校時代はそうでした)ところが現代フットボールのサイドバックは、サイドを駆け上がり攻撃の起点にならないといけない。相手のペナルティエリアまで入ってシュートも打つ。そう、長友や内田です。その昔、ロベルト・カルロスという名サイドバックがいました。超攻撃的サイドバック。コピーライターにだって昔からそういうタイプのコピーライターはいましたよね。

コピーライター養成講座は、ただ「コピーの書き方」を教えるのではなく、「伝える、とは?」を学ぶ場所だと思っています。ボクが担当する専門コース中村組ではそうしているつもりです。いま、池上彰さんの「伝える力」という本を読んでいますが、コピーライターにとってものすごく大事な、役に立つ話ばっかりです。コピーライターの教科書にしてもいいと思うくらい。最近の学生さんは「コピーライターなんて古いよ。これからはコミュニケーション・デザイナーだぜ」という人が多いそうです。どうぞどうぞ。コミュニケーション・デザイナー養成講座に行けばいいと思います。

「コピーライターなんてカンタンになれる。名刺にコピーライターと刷ればいいんだから」これは、ボクの師匠の仲畑さんの言葉です。コピーライターやコミュニケーション・デザイナーなどカンタンになれる。名刺に刷ればいいんだから。そういう意味で肩書きには意味がないのだと思います。大事なのは、その人が優秀かどうか。いい人かどうか。柔軟かどうか。伝えるということをわかっているかどうか。

その「伝える」ということ、「言葉を使って伝える」ということを、練習、経験するためにコピーライター養成講座には意味があると思っています。ボクは「伝える」ことに関してのプロでありたい。その軸足としてボクはコピーライターという職業を通じて経験を積んできたということ。「ほぼ日刊イトイ新聞」というすばらしく革新的なメディアを作っている糸井さんも、「ボクはコピーライターです。頼まれもしないのに毎日コピーを書いています」とおっしゃっていた。(東京コピーライターズクラブのコピー殿堂入りのスピーチで)コピーライターの走る範囲はどんどん広がっているのだと思います。インテルの長友のように走らなくてはいけないのです。