おいしいとこだけ一番搾り

一番搾りマグロ

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おいしいとこだけ一番搾り

1994年 キリン一番搾り 
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ビールは搾ってつくります。その最初に流れ出る麦汁を、ビール工場では『一番搾り麦汁』と呼んでいました。雑味が少なく上品でさっぱりした味わいの、つまり麦汁のおいしいとこだけ。一番だしのようなものです。その一番搾り麦汁だけで作ったビールが、キリン一番搾り生ビールです。食べ物で例えると、おいしいところの中の、貴重なおいしいとこ、だから、ヒラメの縁側、マグロの中落ちといったとこ。というわけで『おいしいとこだけ一番搾り』というコピーで、ビールが飲みたくなる、おいしいとこだけの話をしていく新B額面のシリーズが始まりました。

マグロの中落ち

マグロと言えば、中トロが一番や
と言い張る者がいるかと思えば、
通はヅケですよ、とつぶやく者もおり。
いや、なんと言ってもカブト焼きにとどめをさす
と言ってきかない者が現れる。
しかし、ナカオチを忘れては困ります。
三枚におろした時に背骨に残っている身のところ。
大きなマグロの小さなおいしいとこです。
昔は蛤のカラで身をこそげとっていたようですが、
ここを鉄火巻きなんかにして、パクッといくと
海苔がパリッとして、もう・・・。
ああ、一番搾りの冷えている
あの、お寿司屋さんに行きたいなぁ。

おいしいとこだけ一番搾り

追伸:このボディコピーの書き出しは、よく勉強されている方はお気づきかと思います。「あのコピーライター」が「チェコのあの人」の文章を読んで勉強して書いたものを、真似して書いてみたものです。ボクのは全然ヘタクソです。

いい家でありつづけること②

ニッセキハウス図面2(図面の中を奥さんの顔がヒョコヒョコ動き回るCMです)

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いい家でありつづけること。
ニッセキハウス

1993年 ニッセキハウス工業
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家を建てる予定も無いその当時のボクでしたが、自分はターゲットだと思って企画しました。自分だったらどんな広告をするハウスメーカーに頼むだろうかと考えます。15秒で性能を自慢されてもしょーがない。広告なんだからクライアントに都合のいいことしか言うはずがない。そんなことはバレています。ではどうするか。将来家を建てようか、どうしようかと思っている人に、「家を建てるときのヒント」や「注意すべき点」などを教えてくれたら、うれしいんじゃないか、役に立つんじゃないか。商品の自慢話ではなく、そういうことを教えてくれる親切な人は、信頼してくれるんじゃないか、と考えたのでした。

いろんな本を読んで、自分が「なるほど、そうか!」と思うネタを集めました。設計図を読む時、朝起きて、夜寝るまでの自分の導線を、その図面の上で動かしてみる。すると、その間取りの使いにくい場所がよくわかる。それ、知ってると便利だなと思いました。そんな15秒です。「ニッセキなんとかいうメーカーは、よくマメ知識みたいなことを教えてくれて助かるな。こんど展示場で寄って、もっと話を聞いてみるか」となってほしくて作りました。1年くらいで終わってしまった仕事でしたが、たとえ細くても、長く続けたかった広告でした。

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ニッセキハウス工業  企業CM 家の話⑤図面篇

妻:テーブルの仕度して・・・
  お料理つくって・・・
  あ、お風呂!・・・
  それからゴミを出して・・・・
  お風呂まだかしら・・・
N:図面の上で
  生活を想像してみましょう。

いい家でありつづけること。
ニッセキハウス。
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いい家でありつづけること①

第25話 なんでダイワハウスじゃないんだ?

いい家でありつづけること①

ニッセキハウスCMことわざ(画像がちょっと斜めになっててスイマセン)

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いい家でありつづけること。
ニッセキハウス

1993年 ニッセキハウス工業
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93年頃、1年半くらいの期間でした。ほとんどマス広告を打ってこなかった、知名度もまだあまりない住宅メーカーを担当しました。広告予算も潤沢にあるわけではありません。小さな広告で大手有名メーカーに挑むのです。クリエーティブとして、こんなにやりがいのある仕事はありません。ジャイアント・キリングをやるしかないのですから。

まず企業スローガンを提案しました。商品の特長を言うのではなく、企業として、どんな家をいい家と考えているのかをまず表明すべきだと思いました。「どんな家か」の前に「そもそも私はどんな人か」を自己紹介するのが先だと思ったからです。「いい家です」というのは、どこも言うでしょう。だから、新築の時だけでなく「ずっといい家」であることが大事。このコピーを採用してくれるかどうか、クライアントに問いかけたとも言えます。「いい家でありつづけること」というコピーを採用したということは、クライアントはそれを「約束する」ということです。

15秒CMを何タイプかつくりました。オンエア量もそんなに多くありません。だから、まず他の住宅メーカーとは違う「目立ち方」をしようと思いました。商品カットの出てこない、これから家を建てようとしている人に「ニッセキハウスはいい家です」じゃなくて、「ちょっと役に立つ正直な話」をしようと思いました。当時のボクはまだ家を建てるなんて実感はありませんでした。いろんな本を読んで勉強していくうちに、こういうことを住宅メーカーの広告で教えてくれたらいいのに、を広告で言うことにしました。
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ニッセキハウス工業  企業CM 家の話④ことわざ篇

The Cook covers his mistakes with mayonnaise,
コックは、料理の失敗をマヨネーズでごまかし、

The Architect covers his mistakes with ivy. —proverb
建築家は、自分の失敗をツタでおおってごまかす。—イギリスのことわざ。

住宅展示場は、じっくり見ましょう。
ニッセキハウス。

いい家でありつづけること。
ニッセキハウス。
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いい家でありつづけること②ニッセキハウス 
第25話 なんでダイワハウスじゃないんだ?

氷の桶で冷やしたビール…

氷の桶で

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氷の桶で冷やしたビール、なぜうまい。
一番搾りは研究したい。

1994年 キリン一番搾り 
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東急ハンズで温度計を買って来て実験したことを思い出しました。CMの商品カットなどで、氷の桶にビール瓶とキュウリやトマトと一緒に冷やされているあのカンジ。「おいしそう」にはなんか理由があるんじゃないか?と思って実験してみたかったのでした。

とりあえず、実験してみました。
氷で冷やしたビールと冷蔵庫のビール。
二分ごとに、ビールの温度を計ります。
あれこれやってみて、
アッと驚く結果は得られなかったものの、
氷のほうが早く冷えることがわかりました。
早く飲みたい時、便利ですね。
ま、科学的根拠はさておき、
暑い日の、氷の桶に冷えた、涼しげな
ビール瓶の佇まいは、「風流」という味を
足してくれるのかもしれません。
(実験後の感想)グラスも冷やしておいたほうが
いいですね。そのほうが、
一番搾りは、おいしいままで飲めそうです。

うれしいビール。あ、一番搾りだ。

クーラー止めた。窓あけた。

クーラー止めた

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クーラー止めた。窓あけた。
風鈴鳴れば、一番搾りは
うまいです。

1994年 キリン一番搾り 
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ボディコピーを読むと、1994年頃も暑かったのですね。年々暑くなってきている気がしますが、東京ではもう風鈴の音が聞ける日は数えるほどしかなってしまいました。ほんとはクーラーの効いたとこじゃない場所で飲むビールのほうが、おいしいんでしょうけどね。夕方の屋上のビアガーデンとか、風の抜ける河原のバーベキューとか。こういうビールの新聞広告を夕刊に出すなんて、もう、ないんだろうな。

今年の夏は例年にない暑さですが、
皆様お変わりございませんか。
暑いという事実はもうどうしようもないので、
涼しくなる方法を考えましょう。
打ち水をする。明るいうちから風呂に入る。
浴衣、団扇、風鈴など小道具をそろえる。
夕方窓をあけるといい風が吹いてきて、
(そういえば最近、あ、いい風だなぁと
感じる機会が少ないなぁ)
チリリン、チリンと涼しい音がする。
蜩のカナカナカナと鳴く声や、運が良ければ
遠くに打上げ花火の音が聴こえたり。
夏にはビールをおいしくしてくれる、
いろんな音があったのですね。
シュポン、トクトクトク、シュワー。あ、一番搾りだ。

うれしいビール。あ、一番搾りだ。

あ、一番搾りだ。

あ、一番搾りだ杏樹CM あ一番搾りだ花紀CM

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あ、一番搾りだ。

1993年 キリン一番搾り 
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一番搾りのイメージはできあがりつつありました。緒形拳さん、タンタッカタンタッカの♪ONEという曲、やっと飲めたビールがうまそう、「うれし〜」というひと言。しかし、何かが足りなかった。それが「店頭」でした。量販店店頭で目立つ「何か」が欲しい、とオーダーされたように記憶しています。

料飲店施策には名作「木札」がありました。いまでも焼き鳥屋さんなんかの店頭にある「キリン一番搾り取扱店」という木札、見たことあるでしょ。あれは当時、SP局中西謙司くんの大発明でした。「備長炭取扱店」みたいな、あれです。

で、量販店店頭で目立つ「何か」です。それは「顔」か?それとも「言葉」か?横浜スーパーファクトリーで緒形さんの今年のCMを撮影をしながら、スーパーファクトリーの会議室でクライアント(望月さんも一緒でした。そう、今でいう「しりあがり寿さん」です)と一緒に、翌年の企画打合せをしていました。そこでCMプランナーの木下一郎くんが「あ、一番搾りだ」とつぶやいた。それ、いいじゃない!なかなかできなかったので、半分ヤケクソ気味でした。その場で企画を考えて、横浜スーパーファクトリーのロビーのテーブルを使って、空いているスタジオ借りて、ビデオコンテを即つくったことを憶えています。スタッフ総出です。緒形さんにも出てもらった、贅沢なビデオコンテでした。

花紀京さんと鈴木杏樹さんにも出演いただき、いろんなバージョンを撮る企画となりました。ふたりは一番搾りのタレントとしてまだ日が浅いので、商品名が思い出せないという設定。

白バックにテーブルがある。グラスのビールが置いてある。そこにやってきた鈴木杏樹さんが一口飲んで、「あ!あれだ!あれよ、あれ。あれはいいね〜」と言いながら商品名がでてこない。杏樹さんのセリフに一番搾りの影の声、パウロ・キクチさんの軽妙なナレーションが「そうそう、それそれ。それはい〜よ〜」と間の手が入る。そして「あ、一番搾りだ、です」とナレーションが入る。

花紀京さんは、テーブルのビールを飲んで「あ、あれや。うん、あれあれ。なんやったかいな?ま、ええか。ええことないな。あれやがな」とひとり言を言いながら商品名を言わずに去っていく。そして「あ、一番搾りだ、です」とナレーションが入る。

今度は、白バックのテーブルにビールグラスが2つ置いてある。そこに、花紀京さんがやってきて、まず左のグラスを飲む。「あ、一番搾りや」と言う。次に、右のグラスも飲む。「あ、こっちも一番搾りや。…よかった。」と言って去っていく。ただそれだけ。

かと思えば、今度は緒形さんがやってきて、左のビールを飲んで「あ、一番搾りだ」と言う。次に、右のグラスも飲むと、急に何かに怯えたように後ずさり、怖い顔をして「・・・違う」という。そんな15秒を何タイプも作りました。
緒形さん篇 https://youtu.be/SVAHh7mGPJw

結局、本番のテーブルはビデオコンテ以上のものに出会えず、横浜スーパーファクトリーのロビーのテーブルそのまま使ったのでした。

…と思うでしょ。

ヤマハPASS

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坂道は誰かに押してもらっているカンジ。
そんな自転車あるわけない、と思うでしょ。

世界新商品。
モーターがペダルの負荷を軽くする。
パワーアシストサイクル新発売。

1994年 YAMAHA  PAS
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いまでは普通に町を走っている電動アシスト付き自転車。ヤマハのパス、新発売の新聞広告です。ジュビロ磐田がまだJリーグに上がってない頃、磐田市にあるヤマハの本社、屋上のコースで試乗しました。そのときCDだった寺田伸一さんと一緒だったけど、寺田さんは「オレはいいよ、いいよ。コピー書く人が乗ればいいんだよ」と試乗を頑に断った。寺田さん、自転車乗れないんじゃないかと、いまだに思っています。確かめたわけではありませんが。

新商品のオリエンはワクワク、ドキドキします。ワクワクは、誰よりも早くその商品を知るというワクワク。ドキドキは、その新商品がクライアントが興奮するほどのものじゃなかったらどうしよう・・・というドキドキ。どちらにしても商品オリエンは、ユーザーのひとりとして話を聞きます。「そんな商品、いらんがな」なのか「あ、欲しい」なのか。「欲しい」と思ったら、どこでそう思ったか、がコピーになります。この新商品は世界初だから、誰も乗ったことがない。だから、どんなカンジなのかを言葉で伝えるとしたら・・・と考えました。

そういえば最近、技術者や開発者から直接新商品の説明を聞けるオリエンって少なくなったなぁ。それだけ画期的な商品がなくなってきたということかなぁ。オリエンシートという紙に箇条書きにされた商品特長なんて、ユーザーは求めてないこと多いもんなぁ。「あ、これ、欲しい」と思うような新発売が少なくなった気がするなぁ。

ボディコピーの出だしは、よく読めませんが確か、「久しぶりの新技術です。」と書き始めたと思います。うん、たしかにそう書きました。いきなり「新技術です」と威張るより「久しぶりの」と言う方が正直でしょ?正直な話の方が読んでくれると思ったのです。

 

…しかも、七カ国語で。

95トリニトロン

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「トリニトロンを使っている」と
わざわざ表示するのは、なぜだろう。
しかも、七カ国語で。

1994年 ソニー
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時代を感じますね、ブラウン管の広告です。友だちのデザイン事務所に一台のマックがありました。まだモニターと一体型の小さな白い箱でした。LC475っていったかな。そのモニターもトリニトロンでした。ふつうのブラウン管は画面の表面が曲面です。ソニーのは左右は曲面でも上下はフラットでした。(後に完全フラットなトリニトロンもでますが)いまのようなデジタル放送じゃないのでそれほどの画質の差はないものの、高精細な画像が必要とされる航空管制モニター(あの小さな飛行機の絵がたくさん飛び交っているアレです)にはトリニトロンが使われていました。

ボディコピーは、今読むとやっぱりなんか、自慢してますね、いやらしいw。キャッチも「…なぜだろう」というのが流行りました。昔のことなので許してください。でも「しかも、七カ国語で」というところは、いまでも気に入っています。こういう「しつこい」ところは、自分でも好きです。

(故・寺田伸一さんがCDだった仕事でした。)
SONYのロゴタイプのない製品にも、トリニトロンブラウン管は使われています。例えば、アップルコンピュータ社の20型ディスプレイ。パソコンが単にグラフをつくったり計算したりする道具から、デザインをしたり絵を描いたりする道具へと可能性が拡がり、ディスプレイにもより忠実な色とカタチの表現力が要求されるようになってきました。今から25年前、シャドウマスク方式のブラウン管が主流だった頃、必ず来るだろう高精細画像の時代を見すえて、ソニーが独自に開発した新しい方式、トリニトロン。そのトリニトロンが、ここ数年の高精細画像へのリクエストに応えはじめています。トリニトロンブラウン管は、画面のすみずみまでにじみのない、クリアな画質を必要とするコンピューターモニターの条件を満たしていたのです。1987年、アップル社はトリニトロンを選びました。コンピューターディスプレイの梱包されたダンボール箱に、「トリニトロン管を使っています」と表示するのは、その事実が商品価値になり得るから。7カ国語を使うのは、トリニトロン方式が世界で唯一ソニーだけの方式で、世界中の高画質モニターの代名詞として知られているからなのですね。

家庭用テレビから航空管制モニターまで。
ソニーのブラウン管はすべて
トリニトロン方式でつくられています。
TRINITRON

…ビールの冷えたところへ行きたい。

ああどこか

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ああ、どこか
ビールの冷えた
ところへ行きたい。

1993年 キリン一番搾り 
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この頃の一番搾りは、CMとグラフィックはある意味で「別々」でした。いい意味で「立体的な連動」とも言えます。その両方に関わっていたのはCDの故・高梨さんとボクだけでした。CMがこうくるから、グラフィックはこうしよう、というふうに考えていました。

CMでは、吉本新喜劇のベテラン花紀京さんと緒形さんの共演です。この頃の企画は、他社のビールが同じネタできても負けないヤツをやろう!と、あえて他がやってきそうな「ネタ」を探しました。ビールといえば?そう「枝豆」ですね。緒形さんの家に花紀さんが遊びに来て、でっかい鍋で枝豆をゆでている。できたての枝豆とビール。王道です。

枝豆篇

「枝豆は、柔らかからず固からず。塩加減もあんまり、かとうのーて(「かたくなくて」は塩からすぎないで、という関西弁だそうです)と花紀さんがニコニコしてると、緒形さんが「あ、ない・・・」「何がないの?w」「ビール・・・」「んな、せっしょうな・・・」「ゴメン・・・」という、ビールがでてこないCMでした。

ラストカットは緒形さんが猛烈に自転車を漕ぐシーン。あわてて酒屋に走っているカットでした。(カゴにビール瓶を入れて戻ってくるとこだったかも)結局、飲みカットなし。すごいでしょ。でも正しいと思うのです。CMはビールをうまそうに飲むところを見せるものではなく、CMを見た人にビールが飲みたいと思わせることが大事なわけで。と説得したように憶えています。

その枝豆篇のときのグラフィクがこれです。連動しているのは、緒形さんとちいさい枝豆とうれしいビール。そこさえつながっていればいいんだと思いました。CMで飲みカットがないので、緒形さんの顔の近くに瓶を持ってもらいました。で、このコピーです。

キリン一番搾り バス停篇

94バス停篇

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ビールって、うまいね。

1993年 キリン一番搾り バス停篇
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田舎のバス停。1時間に1本くらいしか来ないバス。炎天下。道の向こうに酒屋が一軒。ああビールが飲みたい。バスはまだ来ないだろう。道を渡って酒屋さんへ。すいませ〜ん、ビールください。プシュ、ごくごく。あ〜うれしー。ブイ〜ン。1時間に1本のバスが行ってしまう。

この企画は、当時セールスプロモーション局の中西謙司くんのひと言から始まりました。みんなで夏篇の企画を考えているとき、「SPのほうで夏はなんかないの?」と話を振ると、中西くんが「そっすねー。夏は暑気払いにベンダーですかね」と言ったのです。「暑気払いにベンダー(自動販売機)という言葉にあっけにとられました。なんといういい加減な、というか根拠の無い言葉なのに、妙に説得力があるフレーズでした。それ面白い!ということになり、自動販売機周りで考えることになりました。自動販売機で買おうとしたら小銭を落として下に入っちゃうとか、お金を入れても出てこないとか、逆にたくさん出て来ちゃうとか。そしてビールを買おうとしてそこでもたもたしているとバスに乗り遅れちゃうとか。企画の種はどこにころがっているかわからないもんですね。